皆さんは一日のうち、どれぐらいの時間、スマホを触っているだろうか。長時間ネットサーフィンをしてしまったり、つい気になるアプリを開いてしまうと、その時間を別のことに使えばよかったと、後から後悔する人も多いはずだ。
2023年4月30日に投稿された、小日向えぴこ@epico428さんの「助けて…」というツイートには、とある漫画が添えられていた。この投稿には400件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられた意見をご紹介したい。
助けて…#漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/M2aGVBMvNF
— 小日向えぴこ (@epico428) April 30, 2023
アプリの使用制限は効果なし!?
ツイートの漫画は「最近(ここ10年くらい)の悩み」という書き出しではじまっている。具体的な悩みの内容は、「日々の暮らしの中でやることは死ぬほどあるというのに、ついスマホを見てしまう時間が長い」ということだ。
悩んだ主人公は、時間を無駄にしないために、アプリの使用時間を制限する設定を行うことに。なお、制限をかける方法は、iPhoneの場合「設定」アプリから「スクリーンタイム」を開き、「App使用時間の制限」から設定できる。
設定から一時間後に、さっそく「Twitterの制限時間を超えました。」とのポップアップがスマホに出現。ここで利用をやめられればよかったのだが、「あと1分」「15分後に再通知」「今日は制限を無視」から選ぶ3つの選択肢のうち、「15分後に再通知」を選ぶ主人公。15分後には「あと1分」を選択し、1分後には「今日は制限を無視」を選んでしまうという事態に……。
いくら制限をかけようと、なんの効果もないこの状況に対して、漫画は「助けて…」という、悲痛な文字で締めくくられている。
スマホを物理的にロックする「タイムロッキングコンテナ」
このツイートを見たツイッターユーザーからは、「これ、私も設定してみる…スマホロックの箱とか買ったけど、今はどこにあるかすらわからない」と、漫画ではまったく効果は見られなかったものの、自分も時間制限の機能を試してみたい、というコメントが寄せられていた。
物理的なロックをかける箱以上にスマホを封印できるものなど、なかなかこの世の中には存在しないと思うが、何事も試してみるのはよいことである。そもそもアプリの制限機能に、目覚まし時計のようなスヌーズが搭載されていること自体が意味不明だが、この仕様を開発者の優しさと取るか、挑発と取るかはあなた次第だ。
なお件の箱は、「タイムロッキングコンテナ」という名称で販売されている。ホストの帝王ローランド氏は、3時から15時までコンテナにスマホを封印して、意識的にデジタルデトックスの時間を取っているそうだ。何事もオンオフをしっかりするというのは、社会的に成功する秘訣なのかもしれない。
タイムロッキングコンテナは、みんな大好きAmazonや楽天などでも気軽に購入できるので、気になる方は一度チェックしてみてはいかがだろうか。
日本人の1日のスマホ利用時間は、平均2時間越え
現在、アラサーの筆者は、中学・高校時代がちょうどガラケー全盛期だった。当時のケータイは、友達とのメールのやり取りがメインだったが、たったそれだけのことがとにかく楽しく、本来であれば勉強するべき時間を随分もっていかれた記憶がある。
そう思うと、TikTokやYouTubeが気軽に手のひらで見られるようになった令和の時代に高校生をやるのは、さらに難易度が高そうだ。これほど多くの娯楽が溢れているスマホを、普通の10代が自力で制限できるわけがない。
スマホを見ている時間が長すぎるといった悩みから、なかなか抜け出せないことを漫画にした今回のツイート。
調べたところによると、日本人のスマホの1日平均利用時間は、なんと2時間を超えているのだそうだ。どう考えても、時間の無駄なのは皆さんもご存じの通りだが、大人が一人で、完全にスマホの利用をストップする方法など、極論を言えば解約以外に存在しないため、本人の意思の強さが試されるのではないだろうか。
※サムネイル画像(Image:「小日向えぴこ(@epico428)」さん提供)