仕事でプレゼンテーション資料などを作る際、多くの人は「PowerPoint」を利用することが多いだろう。しかし、PowerPointで作ったのが一目でわかるような「PowerPoint臭い資料」というのは、どうにも垢ぬけないものである。PowerPointで洗練されたデザインの資料を作成するには、どのようなことに注意すればいいのだろうか。
今日は、キレイで伝わる資料作りのコツを日々紹介しているインスタグラマー・ポクナル| 1分でわかるパワポ・資料作成術@pokunaru.workさんの投稿『使ってたらヤバイ パワポ臭さを前面に押し出してくる”あの”表現方法』について、皆さんにご紹介しようと思う。
ポクナル| 1分でわかるパワポ・資料作成術さんは先日、下記の文章とともに、PowerPointで資料を作成する際に、避けたい図形をまとめた画像をInstagramへ投稿した。
「今日はパワポ資料のデザイン力アップのために”使うのを避けるべき図形”についてご紹介しました!面白かった!って思ってもらえたらコメント欄に「👍」も書いてくれると嬉しいです!手を抜いてるわけでもないのに誰でも簡単に、でもキチンと伝わる「それっぽい資料」づくりのポイントを押さえてパワポの悩みとはサヨナラしましょ〜」
こちらの投稿には、多くの「いいね!」が付いており、インスタ上で話題となっている。それではさっそく、この投稿について詳しく解説していこう。
いかにも、PowerPointな見た目になる図形4選!
PowerPointには、さまざまな図形が標準で入っている。便利な矢印や吹き出しは、多くの人がつい使ってしまいがちだが、これがあなたの資料をPowerPoint臭くする大きな罠なのだ。今回は洗練されたオシャレな資料を作成する上で、必ず避けるべき図形を4つご紹介したい。
まず、いかにもPowerPointな見た目になる一つ目の図形は、「サイドが立体的に見えるキーボードのキーのような四角形」だ。
このまま使うと、ありものを利用している感が気になってしまうので、四角の角を少し丸く微調整するようにしてみよう。不思議なことに、それだけでかなりオシャレに見えてくる。
次に、二つ目の避けたいデフォルト図形は、「矢印」だ。言葉でうまく伝えるのは難しいが、PowerPointの矢印は不要なデザイン要素が多い。シンプルな図形の方が資料全体の印象はスッキリするので、矢印マークはPowerPointの図形一覧から選ばず、アイコン一覧から選ぶようにしてみよう。
リボンと吹き出しは、絶対に避けよう!
続いて、三つ目のPowerPoint臭い図形は、誰もが一度は目にしたことのある「リボン」だ。
リボンはPowerPointっぽさの代名詞のような図形で、地域のコミュニティセンターや小中学校の張り紙などで多用されているのをよく見かける。何がどう悪いのかは言語化しにくいが、これがあると即PowerPointで資料を作ったことが周囲にわかってしまう。
どうしても、リボンが使いたい場合は、外部の素材サイトからプロが作ったものをダウンロードするのがオススメだ。もちろん、PowerPointの図形も、すべてプロが作ったものではあるのだが、利用した瞬間にオシャレさは皆無となる。逆にPowerPointで作った感をバリバリに出したいという場合は、積極的にこのリボンを見出しとして取り入れることで、ザ・パワポな資料が爆誕するはずだ。
ラスト、四つ目の避けるべきPowerPointの図形は、伝家の宝刀「吹き出し」だ。
こちらもリボンと同様、使うだけで資料がPowerPoint感満載となる。投稿者のポクナル| 1分でわかるパワポ・資料作成術さんも、もこもこした雲っぽいやつは、とくに避けたいのが本音だと投稿内で述べている。少し手間はかかるが、確実にPowerPoint感を抑えたい場合は、吹き出しは自作してしまうのがオススメだ。
よいプレゼンテーションは資料もかなり重要
プレゼンテーションにおいては、内容さえしっかり伝わればそれでいい、と思う人もいらっしゃるかもしれない。しかし、スライドの見た目がダサいと、思いがけず作成者のセンスのなさまで、相手に伝わってしまうので注意が必要だ。細かなデザインにもしっかりと気を配ることで、総合的なプレゼンテーションのレベルを上げることが出来る。
資料作成において、PowerPoint臭さを最小限に抑えるために避けるべき図形を紹介した今回の投稿。
無意識に使ってしまいがちなこれらの図形を避けるだけで、いつもの資料がグッと洗練された印象になるので、皆さんもPowerPointで資料を作成される際は、上記の図形を使わないよう意識してみるとよいかもしれない。
※サムネイル画像(Image:「ポクナル| 1分でわかるパワポ・資料作成術(@kpokunaru.work)」さん提供)