読者の皆さんは、普段からキーボードを使って文字入力をする機会はあるだろうか。スマホが幅広く普及した今、仕事以外ではあまりパソコンを触らないという方もいらっしゃるかもしれないが、キーボードを見ないで文字を打つ「ブラインドタッチ」が出来るようになれば、それだけで作業スピードは格段にアップする。では、普段どのようなことに気を付けてタイピング練習をすれば、キーボード入力が上達するのだろうか。
2023年6月5日に投稿された、みっちー|パソコンに詳しい人@mittii_bizさんの「タイピングが苦手な人は「あいうえお」を練習してください。ローマ字入力は必ず「あいうえお」を経由するからです。あ 左手小指 い 右手中指 う 右手人差し指 え 左手中指 お 右手薬指 職場に着いたらメモ帳を開いて、1日10回練習する。1ヶ月で見違えるほど速くなりますよ」というツイートには、500件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
タイピング練習は「あいうえお」から!
ツイートには「a」「i」「u」「e」「o」のキーを打つ練習を続けることで、タイピングが上達すると記載されていた。たしかに、日本語のすべての文字には、母音として「あいうえお」が含まれているので、ローマ字を入力する場合は必ず「あいうえお」を経由する。これは、かなりいい練習になるだろう。
筆者はライターという職業柄、世間一般的に見るとキーボードの入力はかなり早い方なのだが、よく周りにどうやってタイピングを練習したのかと聞かれても、今まではうまく言葉に出来なかった。しかし、今回のツイートを見て、もし、次に誰かに練習方法を聞かれたら、このやり方をオススメしようと思う。
なお、若い人ほどタイピングが早いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれないが、実はそうでもない。スマホネイティブ世代は、基本的にパソコンを起動しなくてもネットサーフィンが出来たので、フリック入力は早いがブラインドタッチは苦手…という場合も意外とあるのだ。
自己流の人は、今一度チェックしてみよう!
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「何度もやって染み込ませます体に!」と、しっかり練習してタイピングがうまくなりたいとの声や、「自己流でやってましたが、全部この通りの指でやっていました」と、奇跡的に正しい指でキーを押していたとの声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。
筆者もどちらかというと、タイピングは自己流で練習してしまっていたので、実際の指とあっているかどうか、照らし合わせてみたところ、「あ」のキーのみ「左手小指」ではなく「左手薬指」で押す癖が付いていた。さらに、タイピング中の自分の指をよくよく観察してみると、「右手小指」は頻繁に使っているにもかかわらず、「左手小指」は一切、どのキーにも触れていない。
これは一体、どういうことだろうかと考えてみたところ、パソコンで頻繁に文字入力をするようになった高校時代に、筆者はバスケで左手小指を骨折した経験があるのを思い出した。おそらく、左手の小指をかばいながらタイピングを練習したせいで、変な癖が付いてしまったのだろう。些細なことだが「人に歴史あり」である。
正しい位置でキーを押すと手が疲れない
タイピングの指の位置には正解があるが、必ずしも正しい指で押さなければいけないわけではない。筆者のように、左手小指のみノータッチでも、それなりに速いブラインドタッチは可能である。
しかし、これから練習するのであれば、正しいホームポジションで覚えておく方が、タイピングを効率よく行えるほか、ミスタイプも減るかもしれない。何よりも手が疲れにくくなるので、独自のキー入力で指に負担がかかっているという方は、今からでも矯正するのがオススメだ。
キーボードでローマ字入力のスピードが速くなる練習方法を紹介した今回のツイート。タイピングが苦手な方は、ぜひ今日から「あいうえお」のキーを打つ練習をはじめてみてはいかがだろうか。