Apple社が開発した人気ワイヤレスイヤホン「AirPods」。シンプルかつ洗練されたデザインはもちろんのこと、音質のよさを含む、さまざまな機能面でも定評があるAirPodsは、一度使いはじめると手放せなくなってしまう一品だ。Apple信者の筆者としては、普段からiPhoneで音楽を聴く場合、ぜひ、AirPodsも同時購入をオススメしたいぐらいだが、高性能ゆえに普通のワイヤレスイヤホンに比べると割高なので、なかなか手が出ないという方も多いかもしれない。
2023年6月6日に投稿された、てんぱ〜?!@kanasiminoTNPさんの「電車で隣に座ってる学生が(買ってもらったばかりなのかな??)AirPodsのフタをパカパカして友達?にドヤってるせいでワイのiPhone2台とiPadにこの画面が出まくってマトモにTwitterできん、こんなんエアハラやん。」というツイートには、実際に投稿者のてんぱ〜?!さんのデバイスに表示されたポップアップ画面のスクショ画像が添えられていた。この投稿には、6100件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
AirPodsのペアリングの仕組みとは?
はじめに、AirPodsの仕組みを簡単におさらいしておこう。
AirPodsでなんらかの音楽を聴きたい場合、当たり前だが、先に使いたいデバイスとAirPodsをペアリングしておかなければならない。
ペアリングの流れとしては、まず、デバイス側のBluetoothをオンにし、AirPodsが入ったケースのフタを開けてデバイスに近付ける。次に、画面に表示される指示に従って操作すれば、ペアリング完了だ。
しかし、ケースのフタの開閉がペアリングの指示と連動してしまっていることから、学生が手遊びでAirPodsのフタをパカパカするたびに、近くにいた投稿者のてんぱ〜?!さんのデバイスにも、「お使いのAirPodsではありません」というポップアップが何度も表示されてしまった、とのこと。
消しても消しても表示されるポップアップのせいで、Twitterの画面を操作する手が止まり、かなりのストレスを感じたようだ。
正しい対処法は、設定のBluetooth画面から接続を切る
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「接続しちまえwww」「接続してAV流したれ」と、接続によって制裁を与えることをオススメする声や、「これなったことあるw」と、実際に自分も同じ目にあったことを報告する声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。
また、中には「BluetoothとWi-FiをOFFにすれば 検知しなくなるはず」といったコメントもあがっていた。
投稿者のてんぱ〜?!さん曰く、コントロールセンターからBluetoothを切っても、ツイートのポップアップは出てしまうらしいが、設定のBluetooth画面から切れば、きちんと表示されなくなったそうである。
あまりにしつこかったため、一度は接続も試みたとのことだが、実際にペアリングをする場合には、AirPodsケースの背面にあるボタンを学生側が長押しするという作業が必要なので、大音量で何かを流すことは残念ながらできなかったらしい。
直接、声をかけるのはハードルが高すぎる
学生に悪気はなかったのかもしれないが、実際に自分が同じ目に合うと、梅雨の時期なのも相まって、イライラが止まらなさそうだ。隣に座っているのなら、声をかけて教えてあげればいいのにという声もありそうだが、学生がAirPodsのペアリングシステムをイマイチよく理解していないからこそ、こういう事態になってしまったのだと考えると、口で説明したところで、すぐに伝わるのかという疑問も残る。
逆に、学生から「何言ってんだ、コイツ」と思われたら、自分の苛立ちを加速させるだけなので、百害あって一利なしだ。
他人のAirPodsが自分のデバイスにポップアップを何度も通知してくる現象に困惑した、という今回のツイート。もしも、読者の皆さんが、電車やエレベーターなどの比較的人が多く密集した場所で、こうした事態に遭遇してしまったら、設定のBluetooth画面から接続を切って対処するようにしよう。
※サムネイル画像(Image:「てんぱ〜?!(@kanasiminoTNP)」さん提供)