iPhoneには、かゆい所に手が届く多くの機能が搭載されている。とくに、ここ3年ぐらいの間に行われたアップデートでは、手書き文字認識などの便利機能も追加されたため、ちょっとした日々の操作が時短になったという方も多いのではないだろうか。
今日は、iPhoneの便利技や裏ワザを毎日発信しているインスタグラマー・あらしろんCEO・iPhone芸人【no warUA RU】@birthday1224さんの投稿『iPhoneのメモ帳から発信できる裏技』について、皆さんにご紹介しようと思う。
あらしろんCEO・iPhone芸人【no warUA RU】さんは先日、iPhoneのメモ帳アプリに手書きで入力した数字から電話を発信する方法を紹介した動画をInstagramへ投稿した。
こちらの投稿には、多くの「いいね!」が付いており、インスタ上で話題となっている。それではさっそく、この投稿について詳しく解説します。
iPhoneの標準メモ帳アプリから電話をかける方法
iOS13以降、iPhoneのメモ帳アプリには、手書き文字の認識機能が組み込まれている。すべての文字に対応しているわけではないのだが、数字はしっかりと識別してくれるようだ。
投稿者のあらしろんCEO・iPhone芸人【no warUA RU】さんが、動画の中で紹介してくれた「メモ帳から電話を発信する裏技」は、この手書き文字の認識機能を活用している。
メモ帳から電話を発信するには、まずiPhoneの標準メモアプリを開き、右下の新規作成をタップする。そのままだと、デフォルトがキー入力になっているはずなので、一番右側にあるマーカーのアイコンを選択しよう。
マーカーを選ぶと、ペンの種類や定規、消しゴムなどから、手書き入力に使いたいツールをチョイスすることができる。今回はひとまず、一番左の通常のペンをタッチし、そのままメモ帳の画面上に好きな数字を指で書き込んでみよう。
任意の数字を手書きで入力し、右上の「完了」ボタンを押せば、数字の下にオレンジ色のアンダーラインが現れる。そちらをタップすれば、書いた数字を電話番号として発信することが出来るのだ。
数字を手書き入力する際の注意点
今回の裏技を使えば、通常の電話の発信だけでなく、メッセージの送信やFaceTime、連絡先の追加も手書きの数字から簡単に行うことができる。
ただし、電話番号と判別できる桁数だけ数字を書き込まないと、認識されないので注意が必要だ。たとえば、携帯電話の場合は「0X0-XXXX-XXXX」、固定電話の場合は「XXXX-XX-XXXX」など、最低でも10桁の数字を入力しなければいけない。
実際に筆者のiPhoneでも、手書きの数字が電話番号として認識されるかどうかチェックしてみたところ、問題なくきちんと読み取らせることができた。動画では数字と数字の間の「-」は書かれていないが、念のため検証してみた結果、「-」は書いても書かなくても電話番号として認識されるようである。
ただし、段落ごとにわけて書くと、電話番号として認識されなくなるので、数字は横一列で書くのがポイントだ。iPhone miniなどの画面が小さいシリーズだと、10桁以上の数字を縦にしたまま手書き入力するのは難しいかもしれないので、その際は画面固定を解除して横向きにして書くようにしてみよう。
緊急通報ダイヤルは電話番号として認識しない
なお、「119」や「110」などの緊急通報ダイヤルなどは、メモ帳の手書き入力では電話番号として反応しないので、急ぎの場合は標準の「電話」アプリから、数字ボタンを押して直接電話をかけるのがオススメだ。あくまで、iPhoneを開発したApple社の遊び心のひとつとして、今回の裏技は受け取っておいてほしい。
iPhoneのメモ帳アプリで手書きの数字を書くと、電話番号として認識されるという今回のツイート。普通に使っていく中で、活用のタイミングがあるかどうかは難しいところだが、この機会に覚えておくと、何かの時に役立つかもしれない。
※サムネイル画像(Image:「あらしろんCEO・iPhone芸人【no warUA RU】(@birthday1224)」さん提供)