Twitterから「X」になってしまった「青い鳥の制作秘話」が話題 – 青い鳥を失い悲しみ広がる

去る7月23日、ツイッターのオーナーであるイーロン・マスク氏は、突如「まもなく私たちは、Twitterのブランドに別れを告げ、次第にすべての鳥に別れを告げることになるだろう」と言った意味深な内容をツイッターへ投稿。それから何日も経たないうちに、ツイッターは名称が「X」に改定され、ロゴもおなじみの「青い鳥」から「X」へとチェンジされてしまった。ツイッター上では、青い鳥がいなくなることを悲しんだユーザーたちによって「#青い鳥で埋め尽くせ」といったハッシュタグがトレンド入りするなどし、いまだかつてない規模の大騒ぎとなっている。

そのような中、2023年7月24日に投稿された、martin grasser@martingrasserさん「Today we say goodbye to this great blue bird This logo was designed in 2012 by a team of three. @toddwaterbury, @angyche and myself,The logo was designed to be simple, balanced, and legible at very small sizes, almost like a lowercase “e”, a(原文)」というツイートには、いかにして青い鳥のロゴが生まれたかを示す画像が添付されていた。この投稿には、なんと18.6万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。

今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。

青い鳥のロゴデザインについて

投稿者のmartin grasserさんは、青い鳥のロゴを制作したデザイナーチームのメンバーの一人だ。先ほどご紹介したツイートの内容を和訳すると「今日、私たちはこの偉大な青い鳥に別れを告げます。このロゴは 2012 年に 3 人のチームによってデザインされました。 @toddwaterbury、 @angycheそして私、ロゴは、シンプルでバランスが取れており、小文字の「e」、a のような非常に小さなサイズでも読みやすいようにデザインしました。」と書かれている。

(画像は「martin grasser(@martingrasser)」さんTwitterより引用)

martin grasserさんを含むデザインチームが趣向を凝らし、より多くの人に愛されるロゴになるよう、総力を結集して完成させたツイッターのシンボル「青い鳥」のマーク。急に、幸せの青い鳥がツイッター上からいなくなってしまったことに対しては、われわれ一般ユーザーだけでなく、ロゴの制作者側も寂しい気持ちを感じているようだ。

青い鳥とX、どちらのロゴが好み?

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「I don’t understand getting rid of this for the X, Musk may think he is a marketing genius but this is stupid destruction of an icon worth a ton of money(和訳:Xのために、青い鳥を取り除くというのが俺は理解できないな、マスク氏は自分をマーケティングの天才だと思っているのかもしれないけど、これは大きな富に値するアイコンを愚かに破壊する行為じゃないか)」と、マスク氏のやり方に疑問をぶつける声や、「Which do you like more?(和訳:あなたはどっちの方が好み?)」といった一文とともに、青い鳥とXのロゴ画像を並べて、どちらが好きかをユーザーに問う声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。

martin grasserさんは、ロゴの制作依頼を受けた当時を振り返り、「There was essentially no brief, other than we want a new bird, and it should be as good as the Apple and Nike logo. (和訳:基本的には、新しい鳥が欲しいということ以外に、要望はなかったんです。でもそれは、Apple や Nike のロゴと同じくらい優れたものでなければならなかった。 )」と述べ、試行錯誤の末に複数の円を使って描いた、おなじみの青い鳥のロゴを完成させたことを語った。

(画像は「martin grasser(@martingrasser)」さんTwitterより引用)

(画像は「martin grasser(@martingrasser)」さんTwitterより引用)

急な変更に戸惑いが隠せないユーザー多数

旧ロゴマークを制作したデザイナーが明かす、青い鳥の誕生秘話。

長年、青い鳥のロゴマークでツイッターに慣れ親しんでいるわれわれは、もう見ることができなくなるかもしれないと思うと、なんとも胸に来るものがある。

急なサービス名の変更だけでも、筆者としては戸惑いが隠せないが、慣れ親しんだロゴマークまで変わるとなると、なかなか受け入れきれない人も多いのではないだろうか。すべてのユーザーがこの変更に慣れるまでは、まだもう少し時間がかかりそうだ。

オーナーであるイーロン・マスク氏が、この先ツイッターもといXを一体どうしていきたいのかは、いまだ謎に包まれているが、今後の続報に期待するしかない。

※サムネイル画像(Image:「martin grasser(@martingrasser)」さんTwitterより引用)

オトナライフ編集部
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