メッセージアプリの代表とも言える「LINE」。「LINE疲れ」や「LINE離れ」というネガティブなワードも最近はよく耳にするが、裏を返せば、それだけ多くの人がダウンロードしているアプリということだろう。先日そのようなLINEにおいて、知らずにオンにしていると、個人情報が危険にさらされる設定があるとの情報が編集部へと寄せられた。
今回は、iPhoneの“困った”をわかりやすく解決する方法を日々紹介しているインスタグラマー・まるり || iPhoneの設定・活用術@happy_maruriさんの投稿『今すぐOFFにして!危険なLINE設定 7選』について、皆さんにご紹介しようと思う。
まるり || iPhoneの設定・活用術さんは先日、下記の文章とともに、今すぐ解除しておきたいLINEの危険な設定を7つ紹介した動画をInstagramへ投稿した。
「『マジで危険!LINE設定7選』みんながよく使うLINE。ホントに安全?乗っ取り被害などにあわないように、あなたのLINEも確認してみてね!!」
こちらの投稿には、580件を超える「いいね!」が付いており、インスタ上で話題となっている。それではさっそく、この投稿について詳しく解説します。
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「ログイン許可」は常にオフがベスト!!
LINEの設定を変更する場合は、まずLINEのホーム画面を開き、右上の歯車マークをタップして「設定」画面を開こう。
一つ目の見直したいLINEの設定は、「アカウント」に関するものだ。他の端末からLINEにログインされないよう、「ログイン許可」をオフにする。こうしておくと、万が一、情報が流出しても、他の端末からはログインされないのでオススメだ。
続いて、二つ目の設定は、「友だち」に関するものである。「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」をオフにしよう。この設定をオフにしておくと、知らない人やつながりたくない人から、勝手に友だちに追加されるのを防げるので、若い女性の方はとくに見ておいてほしい。
三つ目は、設定の「プライバシー管理」から「IDによる友だち追加を許可」をオフにしておくことだ。IDから勝手に探されてしまうのは非常に気味が悪いので、必要な時だけオンにするようにしておこう。
QRコードとパスワードの更新も忘れずに◎
四つ目も、先ほどと同じ「プライバシー管理」に関する設定だ。「アプリからの情報アクセス」の項目を選択し、「拒否」を選ぶ。デフォルトでは「常に許可」になっていたので、筆者もこの記事を書きながら、慌ててオフにした次第である。
五つ目の設定は「情報の提供」についてだ。「コミュニケーション関連情報」と「位置情報の取得を許可」もオフに設定しよう。どちらもLINEのサービス向上のためのものらしいのだが、ホントかどうか極めて怪しい。後述するが、位置情報に関しては、企業にユーザーのデータを販売しているのではないかと密かに疑っている筆者である。
残りの二つは、定期的なチェックが欠かせない「QRコードの更新」と「パスワードの更新」だ。どちらも安全性の向上のためには、定期的な変更が必要なので、皆さんもぜひ、気が付いたときにチェックしてみてほしい。
なぜか、LINEに居住地がバレていた理由が判明!
筆者は、友だちの自動追加に関しては以前より警戒していたので、LINE登録時にオフで設定していたが、「アプリからの情報アクセス」や「コミュニケーション関連情報」、「位置情報の取得を許可」に関してはすべてオンのままだったので、今までかなりの情報をLINE側にうっかり提供してしまっていたようだ。
練馬区在住の筆者のLINE画面には、頻繁に「練馬区在住の女性向け脱毛!」や「練馬区で一軒家を買うなら!!」などの地域を限定した広告がバンバン表示されていたので、一体なぜ、居住地や性別がLINEにバレているのかと、以前から不思議に思っていたのである。おそらく「位置情報の取得を許可」をオンにしていたことが、筆者の居場所情報をLINEに知られた原因だったのだと思うと、何とも言えない複雑な気持ちだ。
意外と知らないLINEの危険な設定を7つ紹介した今回の投稿。皆さんはいくつご存じだっただろうか。この記事を読んでヒヤッとした方は、今すぐLINE設定を見直してほしい。
※サムネイル画像(Image:「まるり || iPhoneの設定・活用術(@happy_maruri)」さん提供)