パソコンの表計算ソフトと聞いて、皆さんが一番に思い浮かべるのは『Excel』ではないだろうか。1999年以降は緑色にXと書かれたロゴマークでおなじみのExcelだが、1985年に販売が開始されて以降、時代とともに少しずつ形を変えて現在のデザインにいたっている。
2023年7月24日に投稿された、筒井.xls@エクセル関数擬人化本著者@Tsutsui0524さんの「特に意図はないですがExcelロゴの変遷を貼っておきますね」というツイートには、1985年から2023年現在までのExcelのロゴマークを一覧で並べた画像が添付されていた。この投稿には、なんと1.7万件を超える「いいね」がついており、ネット上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。
特に意図はないですがExcelロゴの変遷を貼っておきますね pic.twitter.com/Fi7wQbi1zH
— 筒井.xls@エクセル関数擬人化本著者 (@Tsutsui0524) July 24, 2023
Excelロゴマークの変遷とは?
そもそも、1985年の時点でExcelが存在していたことに驚きだが、発売当初はMac版のみしかなかったらしい。Windows版のExcelが発売されたのは、2年後の1987年からだそうだ。
添付されたロゴマークの一覧表を見てみると、1985年から1990 年までの5年間はモノクロの単色カラーでデザインされたロゴマークとなっている。なお、色数は少ないながらも、パソコンの画面自体は当時からカラーだったので、仕方なしにモノクロだったというわけではない。その後、1990年~1995年まで使われたロゴマークまでは、「X」と「L」のアルファベットのほかに、「Microsoft」の社名が入っている。
続いて、1995年から1999年までのロゴマークだが、こちらは現在まで続くExcelのロゴマークの歴史を見ても非常に珍しく、水色、青、赤、黒、ピンクといった5色のカラーが使われているのだ。若干、とっちらかった印象のロゴマークだが、当時はこれが流行りだったのだろう。
1999年~現在にいたるまでは緑一色となっているため、このタイミングでExcelのカラーはグリーンで確定したのかもしれない。
じわじわとロゴから消えた「L」の文字
この投稿を見たユーザーたちからは、「上段3つはさすがにわかりません笑」と、40年近く前のロゴはさすがに初見だとの声や、「2010年あたりから L要らないんじゃね?ってなってるの草」と、じわじわとロゴから姿を消したExcelの「L」の文字に対する突っ込みを入れる声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。
また、コメントの中には「昔のほうがかっこよかった感」と、過去のロゴデザインの方が今よりもよかったのではないかとの声や、「私は2007を使っている」と、かなり昔のバージョンのExcelを、今もなお現役で使っているとの貴重な報告なども上がっていた。
1990年生まれの筆者としては、Excelが自分の生まれる5年も前からあったことに、まず大きな衝撃を受けたが、表計算ソフトとしての大まかなUIやメインの機能は、現在までほぼ変わっていないところを見ると、それだけ多くのユーザーに今日まで重宝されてきたソフトなのだろう。
表計算ソフトの中ではExcelが一番使いやすい!?
Excelのような表計算ソフトとして、GoogleのスプレッドシートやOpenOfficeのカルクなどが続々とリリースされているが、やはり筆者個人の感想としては、Excelの安定感にはかなわない。フリーソフトと比べる方が間違っているのかもしれないが、やはりExcelの使いやすさは圧倒的である。
さらに、日本ではMicrosoft社のofficeをシリーズで導入している企業がほとんどなので、ちょっとした操作もExcelの仕様で覚えておくと、なにかと効率的に仕事ができるのが現状だ。
Excelのロゴマークの変遷を1985年から現在までわかりやすくまとめた今回の投稿。
ロゴマークは年々、シンプルになっているが、機能面ではできることが格段に増えているので、今後もExcelはオフィスで活用されるソフトのひとつとして、確固たる地位を守り抜いていくだろう。
※サムネイル画像(Image:「筒井.xls@エクセル関数擬人化本著者(@Tsutsui0524)」さん提供)