「レターパックに現金はいくらはいる?」が話題 – ※”レタパで現金送れ”は詐欺

特殊詐欺の定番手口とも言える、「レターパックで現金を送れ」という指示。最近では、騙される人も少なくなってきたとは思うが、日本郵政ではレターパックそのものに「『レターパックで現金送れ』はすべて詐欺です。」という印字まで施し、詐欺に引っかかる被害者が出ないよう啓蒙稼働を行っている。

2023年8月6日に投稿された、ラムダ ラムダ技術部@yoideaさん「レターパックに理論上限界まで札束を詰めると何円になるのかを計算してみました ※「レターパックで現金送れ」はすべて詐欺です 【検証】レターパックに現金は何円まで詰められるのか https://youtu.be/MfOzjBTYrEc」という書き込みには、実際にレターパックに現金を限界まで詰めた場合、いくら入るのかを検証した動画が添えられていた。この投稿には、9300 件を超える「いいね」がついており、インターネット上で大きな話題となっている。

今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。

レターパックプラスに、現金はいくら封入できる?

レターパックとは、日本郵政が用意した「特定封筒」と呼ばれる封筒を用いた郵便物のことだ。レターパックは第一種定形外郵便物に分類され、郵便受けに投函される「レターパックライト」と、郵便局員さんが手渡しで届けてくれる「レターパックプラス」の2種類が存在する。

(画像は「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)

投稿者のラムダ ラムダ技術部さんは、動画内でレターパックプラスに限界まで札束を詰めた場合、理論上はいったい何円になるのかを計算してみたそうだ。

レターパックプラスは、うまく折り方を工夫して箱型に変形させてしまえば、厚みのある物を郵送することも可能という特徴があるので、緻密な計算を行えばかなりの額の札束を詰めることができそうである。

まるで、富豪の遊びのようにも思える今回の検証だが、せっかくなので読者の皆さんも一緒に、いくらぐらい入るのかを予想しながら読んでみてほしい。

計算によって、理論上の最大封入可能金額が判明!

最初に、投稿者のラムダ ラムダ技術部さんは、レターパックの厚みやサイズを計測。

(画像は「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)

これをもとに、レターパックの容量が最大となる箱の折り方や、1万円札が一番収まりよく入る折り方などを複数回に渡って検証し、中に入れられる1万円札の最大枚数を計算したそうだ。

(画像は「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)

(画像は「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)

気になる実験結果として、なんと、レターパックプラスには最大で2880万円の現金が詰められることが判明。これはかなり驚きの結果なのではないだろうか。

(画像は「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)

(画像は「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)

(画像は「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)

さらに、札束の代わりに金のインゴットを詰めれば、より高額になるのではないかと考えたラムダ ラムダ技術部さんは、さっそく手持ちのインゴットで検証することに。レターパックプラスの重量制限である4kgを超えないよう気にしながらも、1本1kgの金のインゴットを4本詰めることに成功。

現在の金の価格に換算すると、レターパックプラスでは、最大3580万円ほどが送れるという結論を導き出したのだった。

みんなの予想は当たった? 外れた?

この投稿を読んだネットユーザーたちからは、「ちゃんと本物の紙幣で検証しないと」と、ダミーの紙幣で検証を行った投稿者に対する無茶なダメ出しや、「もしかして「4kgまで」の重量制限もクリアしてますか?(紙は予想以上に重いものなので気になる)」と言ったマニアックな質問まで、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。

ラムダ ラムダ技術部さん曰く、上記の質問に関しては「1万円札は1枚1gらしいので一応クリアしてますね」とのことだが、「湿気てたらアウトかもしれません」といった補足も付け足していた。

真剣に詰めると、かなりの金額が入ることが判明したレターパック。皆さんの予想は、当たっていただろうか。

なお、生まれてこの方、札束なんぞには触れたことのない可哀想な筆者は、入っても500万円満たないのではないかと考えていた。ところが、結果としては予想の5倍以上の金額が封入可能だとわかり、二重の意味でショックを受けた次第である。

「レターパックで現金送れ」はすべて詐欺なので、実際に役に立つことはない豆知識だが、今回の投稿はオトナの自由研究として大変興味深い発表だったのではないだろうか。

※サムネイル画像(Image:「ラムダ ラムダ技術部(@yoidea)」さん提供)

オトナライフ編集部
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