ガソリン価格が高騰している昨今、少しでも安く給油したいと考えるドライバーは多い。そうしたドライバーの味方と言えば、人件費がかからない分だけ、1リッター当たりのコストが抑えられる、セルフ式のガソリンスタンドだ。セルフ式のガソリンスタンドは、その名の通り完全にユーザーのセルフサービスでガソリンを給油しているものだと思いがちだが、実際にはそうではないらしい。
SKY BLUE@ポジティブナース@skyblue_nurseさんの「知らなかった。セルフ式ガソリンスタンドの【裏側】を。いつもレバーを引けば自動で給油されると思っていた。だけど実際は違った。裏でスタッフの方が、ボタンを操作をして給油の許可を出しているらしい。だから、毎回レバーを引いてすぐに給油される時もあれば、時間差で給油される時もあったのか。」という書き込みがネット上で大きな話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
知らなかった。セルフ式ガソリンスタンドの【裏側】を。いつもレバーを引けば自動で給油されると思っていた。だけど実際は違った。裏でスタッフの方が、ボタンを操作をして給油の許可を出しているらしい。だから、毎回レバーを引いてすぐに給油される時もあれば、時間差で給油される時もあったのか。
— SKY BLUE@ポジティブナース (@skyblue_nurse) August 16, 2023
給油を行うときには担当者の許可が必要だった!
セルフ式のガソリンスタンドで給油をするとき、まず、ドライバーは自分で機械を操作して、ガソリンの種類と給油量を設定する。ここまでは完全なセルフサービスで間違いない。しかし、いざ給油口にノズルを差し込み、給油を開始するタイミングにおいては、ガソリンスタンドの担当者が必ず裏でボタン操作を行い、給油の許可を出しているそうである。
つまり、担当者が給油を許可するボタンを押さない限り、ドライバーがレバーを引いても給油は開始されない仕様となっているようだ。よくセルフ式ガソリンスタンドを利用していても、この事実は知らなかった、という方は意外と多いのではないだろうか。
今まで、レバーを引いた時の給油開始タイミングがバラバラなのは何故だろうか? と感じていた、SKY BLUE@ポジティブナースさんは、今回ガソリンスタンドの裏側を知ったことで、長年の疑問に納得がいったそうだ。
世の中には、まだまだ知らないことがあっておもしろい
また、投稿者のSKY BLUE@ポジティブナースさんは、先ほどの投稿に追記する形で「危険物を扱うからこそ、法律で決められており、このような工夫がされていたなんて。完全フルオートと思っていたものが、実際は人の手を借りていたんだ。世の中にはまだまだ知らない事があっておもしろい。」と述べている。
この投稿を読んだネットユーザーたちからは、「たぶん、だいたいのGSで同じだと思うけど、危険物資格持ちの店員さんが「許可」ボタン押したら給油量計のカウンタが [0.00] とかにリセットされると思います。そこからノズルのトリガーを引けばOKです。なかなかリセットされないときは、監視カメラを見つめていれば、店員さんが気づくはず。」といった、給油が始まらない時の対処法を伝授する声や、「ガソスタで働いてた方曰く、お客様の様子を拡大しているモニターで瞬時に下記の内容を確認した上で給油を許可するそうです。・給油ノズルがきちんと差し込まれているか。・携行缶等、車両以外に給油しようとしていないか。・タバコを吸っていないか。無人のようで、実は人がいるんですよね」といった、給油許可を行う上でのチェック事項の詳しい解説など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
知識のある人が見守ってくれているという安心感
普段は表に出ることが少ない、セルフ式ガソリンスタンドの裏側を知って驚いたという今回の投稿。SKY BLUE@ポジティブナースさんは、普段は歯科医院の院長先生をされている益弘𝕏均 |歯科医師(Hitoshi Masuhiro) @dr_masuhiroさんから、この情報を教えてもらったそうだ。
ガソリンスタンドで働いた経験のある人であれば、ご存じの方がほとんどかもしれないが、一般ドライバーとしては意外と知らない新事実である。
給油時のドライバーの挙動は、コメントにもあった通り、意外と細かく監視カメラでチェックされているようだ。完全にセルフ式だと、万が一、何かあった時に頼る人がおらず、途方に暮れてしまいそうだが、常に知識のある人が見守ってくれているとわかれば、ドライバーとしては、今までよりも安心して給油ができるのではないだろうか。
※サムネイル画像(Image:Brostock / Shutterstock.com)