「Kindleインディーズマンガ」分配金総額が増えて、個人出版が激アツ!? – 一体どういうこと!?

個人の作家が作品を自由に、インターネットで発表できるようになった令和の今、昔ながらの紙媒体で勝負をしている出版・印刷業は、もはや斜陽産業の代表である。Amazonで配信されるkindle本なんかは、個人出版であっても、十分に商業作品として成立しているものも多いので、ますます、作家の出版社離れは加速する一方だ。

2023年9月1日に投稿された、ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新@nukosamaさん「Kindleインディーズの分配金総額。僕が始めた頃は1300万円だったんだけど、今回の2023年7月分は2700万円だったそうです。倍になっとる。それとは別にKindle unlimitedのKDPグローバル基金総額。僕が始めた頃は45億円くらいだったのが今はなんと71億円!!すごいぞ・・・・!!!2024年はunlimitedで翻訳した絵日記を各国で販売しようと思います。ちゃんと儲かったら情報共有します。※ちなみにグローバル基金は全世界で分配してるので元々の金額がめちゃ大きいです。」という書き込みには、1200件を超える「いいね」がついており、インターネット上で話題となっている。

今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。

kindleインディーズマンガがオススメな理由!

(画像は「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング」より引用)

●Amazon Kindleインディーズマンガは→こちら

ご存じない方のために、軽く説明しておくと、Kindleインディーズマンガとは、Amazon社が提供するWeb漫画のプラットフォームで、プロアマ問わず誰でも、オリジナルの漫画をAmazon上で出版することができるサービスだ。出版にかかる費用は、なんと無料で、オリジナル作品であれば、1ページから出版可能だそうである。

また、Kindleインディーズマンガでは、Amazonに独占権を付与する必要もないので、同じ作品を他のWeb媒体で公開しても大丈夫だという点も、作家が新規参入しやすい魅力のひとつだ。

(画像は「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング」より引用)

さて、そのようなkindleインディーズマンガには、「インディーズ無料マンガ基金」と呼ばれるものが存在する。「インディーズ無料マンガ基金」とは、閲覧数やダウンロード数などに応じて、分配金が漫画家に支払われる仕組みのことだ。

分配金の総額は、毎月変動があるのだが、投稿者のぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新さんによると、2023年7月分の分配金はKDPセレクトなんと2700万円だったらしい。

誰でも気軽に本を出版でき、収益も受け取れるとなれば、普段からよく漫画を描くという皆さんは、登録しなければもったいない。

KDPセレクトって、なに?

さらに、「KDPセレクト」と呼ばれる、Amazon で独占的に出版することにより、さらなる恩恵を受けられる制度も存在する。KDPセレクトには、投稿内でも紹介された「KDPセレクトグローバル基金」が設けられており、こちらは全世界で、KDPセレクトに登録している書籍の既読ページに対する支払いをするための、元手となる資金を指す。

「KDPセレクトグローバル基金」の総額は、投稿者が登録しはじめた頃には45億円ほどだったそうだが、現在は、なんと71億円にまで跳ね上がり、かなりの増額が行われているようだ。

かなりの増額が行われているようだ(画像は「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング」より引用)

この投稿を見たネットユーザーたちからは、「英語翻訳はかなり強そう」と、作品をローカライズし、世界に向けて発信すれば、さらなる収益を得ることが可能になる、といった意見や、「すごい、すごすぎる…! 私も参戦しようと思い、参考のために昨日ぬこー様ちゃんの漫画を読み返しました。やっぱりおもしろい!」と、投稿者の作品のおもしろさをあらためて評価する声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられている。

今後はさらに、取り扱うジャンルが増える……かも!?

「インディーズ無料マンガ基金」および「KDPセレクトグローバル基金」の分配金総額が、年々、増えていることを共有する今回の投稿。

この記事を読んでいる読者の皆さんの中にも、プロアマ問わず、漫画を描くのが好きだという方がいらっしゃれば、ぜひkindleで自身の作品を出版してみてはいかがだろうか。登録のハードルも低く、収益化もできるのであれば、副業のつもりで気軽にはじめてみるのも、アリかもしれない。

現在は漫画のみだが、今後はさらにインディーズの小説や、エッセイなどにもジャンルは広がっていく可能性が高いので、今後のAmazonの動きに期待大である。

※サムネイル画像は(Image:​「Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング」より引用)

オトナライフ編集部
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