社会に出ると、さまざまな人間模様が渦巻いている。会社という一つの閉鎖された集団においては、否応なしに人と人との距離が近くなるものだが、その規模が大きくなるほど、やはり所属する全員が仲良くなることは稀である。仕事である以上、合わない相手と距離をおくことも難しいため、放っておくと何かしらのトラブルに発展することも少なくはない。
2023年9月5日に投稿された、ぺんたぶ@pentabutabuさんの「どんなに短い離席のときにも必ずサッとWindowsキーとLを同時押ししてPCにロックを掛ける上司がいて、僕「セキュリティ意識高いですね」上司「前職でソリが合わなかった部下に、離席中の僕のPCから女子社員にセクハラまがいのメールを送られたことがあってね」という鬼怖回答に背筋が凍っている。」という書き込みには、8.9万件を超える「いいね」がついており、インターネット上で大きな話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
本当に怖いのは、生きている人間!?
パソコンを使用する職種であれば、新卒の入社時に、大抵の人は離席する際は必ずロックをかけるようにと、上司や教育係から教えこまれているはずだ。とはいえ、それなりに社会人経験を重ね、普段から一緒に仕事する仲間しかいないオフィス内であれば、短時間の離席なら、わざわざロックをかけるという人も少ないだろう。
しかし、投稿者であるぺんたぶさんの上司にあたる方は、いかに短い離席の際にも、必ずサッとパソコンにロックをかけるようにしていたらしい。それを見たぺんたぶさんは「セキュリティ意識が高いですね」と思わず声をかけたそうだが、上司は「前職でソリが合わなかった部下に、離席中の僕のPCから女子社員にセクハラまがいのメールを送られたことがあった」という衝撃の内容を口走る。
本当に怖いのは、生きている人間だとはよく言うが、まさにその言葉がここまでしっくりくるような恐怖体験は、なかなかないのではないだろうか。
事例として、役立ててほしいとの声も
この投稿を読んだネットユーザーたちからは、「これはセキュリティ意識を高めるための啓蒙活動に採用すべき事案。「離席」イコール「離籍」のリスクがあると心得よ。」と、もはや事例として役立ててほしいとの声や、「経験則から学ぶリスク管理が1番身につく。人間、結局、自分で体験しないとわからない。」といった、もはや人生2週目のような悟りに近い意見など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられていた。
中には「後輩とデスクトップ画像を勝手に変えたりはしていたけど、第三者へのメール送付はたしかに嫌だww」といった声もあり、単なる仲間内の悪ノリであれば、わからなくもないが、さすがにメールはやり過ぎだとの意見も上がっている。
百歩譲って、上司が相当なイジられキャラなのであれば、そうしたイタズラに巻き込まれる可能性もなくはないが、ソリが合わなかった部下が犯人というのは、シンプルにただの嫌がらせでしかない。現職場ではなく「前職」というのも、メールの件が何かしら影響を及ぼしたのではないか?と思わずにはいられない筆者である。
過去の失敗を、今後の教訓に!!
いかに短い離席の時でも、きちんとPCにロックをかける上司に理由を聞いたら、とんでもない回答が返ってきたという今回の投稿。その後、きちんと女子社員の誤解は解けたのだろうか。
人生にはいろいろなことが起きるが、過去の失敗を今後の教訓としていかすことで、人間力は大幅にアップするはずだ。ただ、まったくこちらに非がない場合は、もらい事故のようなものだと諦めるしかないのが、なんとも悔しいところである。
部下の嫌がらせを、ひとつの学びとして昇華した、ぺんたぶさんの優しい上司に、何かよいことがありますように…と願わずにはいられない。