日本時間9月13日の深夜、米Apple社は毎年恒例の新製品お披露目イベントを開催し、新作「iPhone 15」シリーズを発表した。iPhone 15では、Pro以外の機種にもダイナミックアイランドが搭載されただけでなく、コネクタがLightningからUSB Type-Cになるなど、嬉しい変化が盛りだくさんである。通常使用においては、さほど以前の機種と変化はないが、カメラ性能の向上なども相まって、買い替えを検討している人は多いはずだ。
2023年9月12日に投稿された、ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新@nukosamaさんの「アップル信者の苦悩を漫画にしました」という書き込みには、iPhone 15を買うか買わないかで迷う作者の苦悩を綴った漫画が添えられていた。この投稿には、1.8万件を超える「いいね」がついており、インターネット上で大きな話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
Apple信者の苦悩を綴った漫画
「ぬこー様ちゃんはアップル信者です」という、独特の書き出しからはじまる今回の漫画。どうやら漫画の主人公も、この記事を書いている筆者と同じく、Apple製品を愛してやまない、通称「Apple信者」らしい。漫画の序盤から「新作発表会の日は心が乱れる」といったセリフが続き、まさに、世界中のApple信者の気持ちを代弁しているようだ。
新作発表会を見た主人公は「どうやらついにType-Cになるみたい! これはもう…買うしかないじゃーん!!」と、テンションが最高潮に。しかし、「買おう」と一度は心に決めるものの、「まてよ」と、彼女の中で何かかがストップをかける。
「そもそも、今使っているiPhone 13 Pro max、何も不満ないんだけど?」と、現在の相棒には買い替える理由がないことにふと気が付く。「新しいiPhoneいらない気がする…」と、急に冷静になった主人公だったが、心の中で「買う派の自分」と「いらない派の自分」を対決させてみることに…。
初手は、冷静な買わない派の自分が大きくジャブを打ったが、買う派の自分も負けてはいない。買う買わないの殴り合いに、Apple信者の心の葛藤がストレートに表現されている。結局のところ決着はつかず、壮絶なカウンターパンチを繰り出すイラストで、この漫画は幕を閉じた。
iPhoneは買い替えのタイミングが難しい
iPhoneは、なかなか壊れない上に、見た目もそう大きくは変わらないため、通常使用をする分には買い替えのタイミングが非常に難しい。バッテリーが著しく劣化したり、画面が割れたりなどしていれば、大手を振って買い換えられるが、そもそも信者であれば、大好きな会社の製品をそこまで雑に扱う人はめったにいないだろう。
筆者は現在、iPhone 13 miniと、iPhone 11を2台持ちで使用しているので、iPhone 11の方をiPhone 15に買い換えようと考えているが、それはただ単に、自分がApple信者だからであるという理由に他ならない。
使おうと思えば、まだまだ現役でiPhone 11は使用できるので、「どう考えても無駄遣いだよなあ」という気持ちはどうしたって拭えないが、「こうしてライターとしてiPhone 15の記事を書いたりしているのだから、ある意味、それは必要経費ではないか…」と、無理やり理由付けをして、自分を納得させようとしている最中だ。
特定の企業の製品を愛してやまない信者というのは、われながら時に面倒くさい生き物である。
投稿を読んだネットユーザーたちの声
この投稿を読んだネットユーザーたちからは、「Xperiaユーザーなので、重くなったら適当なタイミングで買い替えるだけです。なので、ぬこー様ちゃんよりも苦悩がひとつ少ないですね~笑笑」といった高みの見物発言や、「同じ気持ち経験していました。見事に、言い当てられて最後の表情に自分がなっていました、、。」と、まさに発表を見て、自分も同じ気持ちになったとの声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられていた。
Appleの新作発表会を見て、iPhone 15を購入するか迷う、Apple信者の苦悩を綴った今回の漫画。
信者とまではいかなくとも、iPhone 15の購入を今まさに検討中の人は、漫画の主人公の気持ちに思わず共感したのではないだろうか。iPhone 15 だけでなく、今回の新作発表会では、Apple Watch Series 9の発表もあったので、Apple信者の葛藤は今後もしばらく続きそうである。
※サムネイル画像(Image:「ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新(@nukosama)」さん提供)