日本時間9月19日、AppleよりiPhoneの新OS「iOS 17」が公開された。新型iPhoneの発売に合わせた、久しぶりのメジャーアップデートとなったiOS 17には、さまざまな新機能が追加されている。
2023年9月19日に投稿された、マメ@jetdaizuさんの「iOS 17、iPhoneをかざすだけで連絡先や画像を送れちゃうからすごい。少し前にAirDrop改悪されたけどこれできるならいいね。音とアニメーション、気持ちいい。。。」という書き込みには、iPhone同士を近づけることで連絡先を交換できる「NameDrop」の機能を紹介する様子を撮影した動画が添えられていた。この投稿には、500件近い「いいね」がついており、インターネット上で話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介したい。
iOS17、iPhoneをかざすだけで連絡先や画像を送れちゃうからすごい。少し前にAirDrop改悪されたけどこれできるならいいね
音とアニメーション、気持ちいい。。。 pic.twitter.com/tafxIT3Gam
— マメ (@jetdaizu) September 18, 2023
アップデートで追加された「NameDrop」って、どのような機能?
それでは、さっそくiOS 17で追加された新機能「NameDrop」について、詳しく解説していこう。
「NameDrop」とは、2台のiPhoneを近づけるだけで、自分のマイカードに登録している連絡先を交換することができるという便利機能だ。マイカードとは、iPhoneの「連絡先」アプリにおいて、「自分」というマークが付いているプロフィールのことである。
「NameDrop」を行う際の注意点としては、連絡先を交換する相手と、自分のiPhoneが両方ともiOS 17にアップデートしていなくてはならない。
「NameDrop」を使って共有可能なデータは、マイカードに登録している写真、ポスター、電話番号、メールアドレスだ。データをやり取りする際は、片方のiPhoneからの受信、および送信のみも可能となっている。
なお「NameDrop」を利用する際は、別途、何かの設定を行う必要はなく、ただiPhone同士を近づけるだけでOKだ。
ガラケー時代の赤外線通信を彷彿とさせる、との声も
この書き込みを読んだネットユーザーたちからは、「airdropやりたいのに、近くのユーザーの検索に出てこないとか「どの名前がお前のiPhoneだよ!」みたいなやり取りがなくなって便利になりそう!」といった、AirDropでのプチストレスがなくなりそうだとの声や、「ガラケー時代は端末同士を近づけて、赤外線で連絡先を交換しあってたんじゃ…」と、今となっては懐かしい赤外線通信を思い出すとの声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられている。
今回のアップデートでは「NameDrop」の他にも、複数のApple純正アプリにおけるUIや、仕様の細かな改善や、相手の着信画面等に自分が設定した画像を表示できる「連絡先のポスター」という新機能も追加された。連絡先のポスターも、なかなかおもしろそうな機能だと思うので、読者の皆さんも、iOS 17にアップデートされた際には、ぜひ設定してみてほしい。
iOS更新時には、必ずバックアップの作成を!
iOS 17のアップデートで加わった、「NameDrop」の機能を動画でわかりやすく紹介した今回の投稿。面倒な連絡先交換があっという間に出来てしまうので、覚えておくと何かと便利かもしれない。
ただし、iOS 17が公開されてから、まだそれほど日にちが経っていないので、アップデートにおける不具合の発生に関しては、今のところ未知数である。過去のiOS更新時に起きたメジャーな不具合報告によると、アップデートによってバッテリーの持ちが異様に悪くなったり、本体が発熱するなど情報も寄せられているため、今回もそうした状況になる可能性もなくはない。
iOSが公開されたら、なるべく早い段階でアップデートを行いたいという方は、万が一、何かあった時に対応できるよう、必ずバックアップを作成してから更新するようにしよう。
なお、この記事を書いている筆者は以前、iOSのアップデートによって画面がブラックアウトするという超ド級の不具合を引いたことがあるので、iOS 17はもうしばらく様子を見てから更新する予定だ。
※サムネイル画像(Image:「マメ(@jetdaizu)」さん提供)