2023年10月4日、NTTドコモがマネックス証券を連結子会社化し、証券業界への参入を発表した。KDDIはauカブコム証券、ソフトバンクはPayPay証券など、これまでにも携帯キャリア各社では、証券会社との連携が行われてきたが、いよいよ業界最大手であるNTTドコモも、マネックス証券の子会社化により新たな金融サービスを打ち出す流れとなったのである。
2023年10月5日に投稿された、ねこみち|毎日図解でお金を学ぶ@Tomojidienさんの「ドコモがマネックス証券とタッグを組んで投資業界に参入です。ドコモが参入する理由はなんでしょうか?」という書き込みには、ドコモが証券業界に参入することによって、今後は何が変わるのかなどをわかりやすく解説した図が添えられていた。この投稿には、多くの「いいね」がついており、インターネット上で話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
マネックス証券がNTTドコモの子会社に!
はじめに発表された、提携による2社の関係性をおさらいしておくと、今後はNTTドコモが親会社となり、マネックス証券がその子会社となる。わかりやすく言えば、マネックス証券がNTTドコモの傘下に入った形だ。
なぜ、NTTドコモが証券業に参入することになったのかという背景には、やはり楽天やソフトバンクのように金融会社を持つことで、本格的なドコモ経済圏を作りたいという狙いがあったのだと、投稿者のねこみち|毎日図解でお金を学ぶさんはコメントしている。
では、マネックス証券がNTTドコモの子会社になったことで、今後は何が変わるのだろうか。
ひとつは「d払い」アプリで投資ができるようになる可能性がある。さらに、マネックス証券の利用で、dポイントの還元も行われるようになるだろう。まだ詳細は発表されていないが、「ドコモショップで投資情報の提供もスタートするようになるかもしれない」とのことである。
ポイ活の選択肢が広がるかも!
この投稿を読んだネットユーザーたちからは、「これはまた熱い展開ですね」と、マネックス証券の子会社化によって開始されるサービスに期待を寄せる声や、「これは、めちゃくちゃ大きなニュースになっていましたね。マネックスのPTS取引めちゃくちゃ上がっていますね」と、今回のニュースを受けて私設取引所におけるマネックスの株価が高騰しているとの声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられていた。
また、コメントの中には「ポイ活は、ドコモか楽天どちらでやっている? という時代がくるんでしょうか?」と、提携による新サービスが本格的にスタートすれば、現在、楽天経済圏を利用している人に、ポイ活の分野でさらなる選択肢が広がるのではないか、との意見もあがっていた。
投稿者のねこみち|毎日図解でお金を学ぶさんは、「”みずほ証券は楽天証券と新会社をつくり、2024年春にサービスをはじめる”との報道もありました。新NISAがはじまり、証券会社の生き残り競争が今後も加熱しそうなので、最新の状況をわかりやすく発信していきたいと思います。」と、先ほどの書き込みに追記する形でコメントしており、これからも情報を定期的にアップデートして発信していくと述べている。
ドコモ経済圏の下剋上はあるのか
ドコモ経済圏の登場によって、新たなサービスの選択肢が広がれば、この機会に他の経済圏から移住してみようと考える方は多いかもしれない。
現時点で、楽天のSPUに変わるサービスはドコモにはまだないので、ポイ活をするのであれば、現状は楽天経済圏が一強となっているが、はたしてドコモ経済圏の下剋上はあるのだろうか。
NTTドコモがマネックス証券を子会社化し、証券業に参入したというニュースをわかりやすく紹介した今回の投稿。本格的にサービスが開始したら、普段から利用している経済圏を見直すよい機会となるかもしれない。
※サムネイル画像(Image:「ねこみち|毎日図解でお金を学ぶ(@Tomojidien)」さん提供)