サブスクリプションとは、商品やサービスを個人が購入し所有するのではなく、定額を支払うことで、一定期間それらを利用できる権利を買う、というビジネスモデルだ。音楽や動画の配信サイトなどでは、すでに定番となっているサブスクだが、今回なんとコンビニエンスストア大手のセブン-イレブンにも、ユーザーにとって嬉しいサブスクが登場したらしい。
2023年10月4日に投稿された、ひと@poiehiさんの「セブンでありがたすぎサブスク始まってた……」という書き込みには、セブンカフェのコーヒーを30日間定額で楽しめるサブスクのチケットを撮影した画像が添えられていた。この投稿には、なんと11.7万件を超える「いいね」がついており、インターネット上で大きな話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
セブンでありがたすぎサブスク始まってた…… pic.twitter.com/myakm8GGhw
— ひと (@poiehi) October 4, 2023
セブンカフェのサブスクとは?
セブンカフェのサブスクとは、具体的にどのようなものなのだろうか。
こちらのサブスクは月額2,000円で加入することができ、セブンカフェが提供するコーヒー(ホット/アイス)1杯を、30日間毎日無料で飲むことができるそうだ。
セブンカフェのコーヒーを30杯購入した場合、通常価格は3,300円となるため、サブスクの方が1,300円お得になるというわけである。毎朝コーヒーを飲んでいるという方にとっては、嬉しいサブスクなのではないだろうか。
なお今回のサブスクは、地域限定で試験的にはじまったもののようである。対象エリアとなっているセブンイレブンは、徳島県・香川県・愛媛県・高知県、東京都渋谷区・品川区 の各店舗だ。
首都圏の次に、セブンカフェユーザーが多そうな関西圏をすっ飛ばして、なぜ四国全県で実施されているのかは謎だが、都内では渋谷区と品川区のみが対象地域となっているため、都会と田舎でどのくらい利用者がいるのかを比較したかったのかもしれない。筆者の住む東京都練馬区もサブスクの対象地域には入っていないが、もしも、近隣の店舗で実施されていれば、思わずチケットを買ってしまいそうである。
対象地域から外れていることを残念がる声多数!
この投稿を読んだインターネットユーザーたちからは「イイ! と思ったけど地域限定なのね、渋谷はちょいちょい行くけど毎日は無理や、残念。」と、対象エリアの拡大を望む声や、「めっちゃよいと思って調べたけど都内は渋谷・品川区だけか……実験的な試みなんだろね……でも差額を払えばコーヒー以外も頼めるのはめっちゃよい!」と、サービス自体には肯定的な意見を示す声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられていた。
上記の他にも、「全国に広がってほしい…」「わ! いいな、と思ったら対象都県外でした」といったコメントが相次いでおり、今回のサブスクに興味を示している人は日本全国でかなりいらっしゃるようである。
サブスクは利用しなければ損!!
しかし、冷静に考えると、30日間セブン-イレブンで毎日1杯ずつコーヒーを頼むというのも、なかなか難しい話かもしれない。
毎朝、会社の近くのコンビニで、コーヒーを買ってから出社するのが日課だという人でも、ひと月の出勤日は実質20日程度。会社が休みの日まで、わざわざ買いには行かないだろう。そうなると、平日も休日も、また雨の日も風の日も、毎日コーヒーを買いにセブン-イレブンに足しげく通うという人は、さすがに少数派になるのではないだろうか。
このサブスクの存在を知った時、なんとも都会的なサービスだなと感じたが、よく考えれば、自宅と職場の距離が近かったり、車通勤が当たり前である田舎の方が、コンビニコーヒーの需要はマッチする可能性が高い。都内よりも四国の方が、30日間連続でコーヒーを買いにセブンイレブンを訪れる人というのは、意外と多いような気さえする。
セブン-イレブンが開始した、コーヒーを30日間2,000円で楽しめるサブスクを紹介した今回の投稿。パッと見はお得そうに見えるが、利用しなければ大損するのがサブスクの憎いところだ。セブンカフェのサブスクが全国に広まった場合、読者の皆さんはうまく活用できそうだろうか。
※サムネイル画像(Image:「ひと(@poiehi)」さん提供)