皆さんは、ネットオークションやフリマアプリなどを利用して、一般の人から商品を購入したことがあるだろうか。Amazonや楽天などの大手ネットショッピングサイトならまだしも、顔の見えない個人から購入するのは、少し抵抗があるという方も中にはいらっしゃるかも知れない。しかし今回、そんなネットオークションサイトでの買い物で、思いがけない出会いがあったとの報告が寄せられたのだ。
2023年10月12日に投稿された、模範的工作員同志/赤野工作@KgPravdaさんの「一回だけネットオークションで購入したものを完全な相手都合でキャンセルされた経験がある。「いざ売るって考えたらどうしても惜しくなったのでいくら積まれても売れない、これを手放すときは私がコレクターを辞めるとき、引退するときは貴方に一番に連絡するので本当に申し訳ない」って連絡があった。」という書き込みには、なんと3.5万件を超える「いいね」がついており、インターネット上で大きな話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
一回だけネットオークションで購入したものを完全な相手都合でキャンセルされた経験がある。「いざ売るって考えたらどうしても惜しくなったのでいくら積まれても売れない、これを手放すときは私がコレクターを辞めるとき、引退するときは貴方に一番に連絡するので本当に申し訳ない」って連絡があった。
— 模範的工作員同志/赤野工作 (@KgPravda) October 12, 2023
同じものを愛する者としての共感が生まれた!
ある日、ネットオークションサイトで落札した商品を、完全な相手都合でキャンセルされた投稿者の模範的工作員同志/赤野工作さんだったが、出品者からキャンセル理由を聞いたことで、以下のように感じたそうだ。
「腹が立つとかはなく、むしろ同じ物好きとしてそうなっちゃった気持ちが無茶苦茶よく分かったので、「その気持ち分かるわ〜」って返した。ちなみにこれ闲鱼(中国のメルカリ)での出来事だったんだけど、その後もこの人とは付き合いがあって、キャンセルされた商品の個別チャットで未だにやり取りしてる。」
同じ品物を愛する者として出品者の思いに心底共感し、キャンセルされたことに腹が立つなどということは一切なかったという模範的工作員同志/赤野工作さん。その後も出品者とは、チャット上でのやり取りが続いているのだという。
人によってはトラブルにも発展しかねない状況で、ひょんなことから友情にも似た新たな関係性が芽生えるとは、なんとも不思議なエピソードである。
2人の友情にほっこりしたとの声
投稿者の模範的工作員同志/赤野工作さんは、先ほどの書き込みに追記する形で、「お相手の為に追記しておくけど、「十倍出します」「無理です」「じゃあいくらならいいですか?」「ごめんなさい、いくらでも無理です……」ってやりとりがあって、未だに売らずに後生大事に持ったままだから値段釣り上げ狙ってたとかは絶対無いです。まぁ、小学校の頃から集めてたオモチャらしいから。」とも述べた。
書き込み一つとっても、相手をきちんと気遣うことが出来る、模範的工作員同志/赤野工作さんの人柄の良さこそが、今回の特別なご縁に繋がったのかも知れない。
この書き込みを読んだネットユーザーたちからは、「交渉決裂なのに、その後仲良くなっててほっこりした。相手の方も誠意のあるちゃんとした方だったからこその友情ですね。」との声や、「なんか『やむなく養子に出すことになった我が子を、別れる間際になって泣きながらやっぱり別れられないと抱きしめる親』を想像してしまいました」といった声が寄せられている。
顔が見えないからこそ、相手を思いやる心を忘れてはいけない
ネットオークションサイト内での相手都合のキャンセルがきっかけで、共通の趣味を持つ者同士が思いがけず意気投合したという、ほっこりしたエピソードを紹介した今回の投稿。
今日もインターネット上ではあらゆるジャンルの話が炎上しているが、顔が見えないからこそ、相手を思いやる気持ちを忘れてはいけないということをふと思い出させてくれる、素敵なお話だったのではないだろうか。
本音を包み隠さずに話してくれた正直な出品者さんと、相手の気持ちに共感し、寄り添う形をとった優しい投稿者さんの間で起きた心温まるエピソードは、きっとお二人にとって一生忘れられない出会いとなったはずだ。