資本主義社会を生きるわれわれにとって、生きていく上で必要なものの一つが「お金」だ。お金を持っていることによって、幸せが確約されているわけではないが、お金がないと人並な生活を送ることが厳しいのも事実である。
とくに近年、人々の意識が集中しているお金に関する話題が老後資金である。老後2000万円問題が勃発して以降、資産形成や資産運用に興味を持ったという方も多いのではないだろうか。
資産形成や資産運用を考えるためは、金融商品に関する知識が必要不可欠ではあるのだが、この金融商品というのがなかなか難しい。令和の高校生は学校でお金の授業を受けているらしいが、現在、働き盛り世代のわれわれは「お金の話はタブー」「資産のことを考えているだなんて、がめつい」という風潮の中で育ってきたので、明らかに知識が不足している。
そのようなわれわれに対しても、金融商品や資産に関する知識をわかりやすく説明してくれるちはよむ|心豊かに資産形成@ChihaYomuさんのポストが話題になっているので、今回の記事でご紹介します。
新NISAとiDeCoがオススメな理由とは
金融商品に対する知識が不足している、われわれではあるが「新NISA」と「iDeCo」という名前を聞いたことがある人は多いのではないだろうか。よくCMなどでも耳にしており、なんだか初心者向けの金融商品というイメージもある新NISAとiDeCoを運用はしているものの、なにがなんだかよくわからない人は、全員集合だ。
はじめに、なぜ新NISAとiDeCoが有名かというと、どちらも少額の運用を対象にした非課税制度の対象であるからだ。基本的に資産運用で利益を得た場合、2023年12月現在の制度では20.315%の税金を支払う必要がある。しかしながら、新NISAとiDeCoの場合はそれぞれ諸条件はあるものの、非課税で運用することが可能なのだ。
通常の投資であれば、利益の約1/5を納税する必要があるということを考えると非常にメリットが大きいため、とにかく猫も杓子も「新NISAとiDeCoだけはやっておかないと損だよ」というのである。
限られた資金でお得に投資するならどっち!?
新NISAとiDeCoのメリットについては理解できたが、われわれには非常に大きな問題がある。それが、投資に回すお金だ。円安や物価高の中で必死に生き抜き、推しにもお金を回さねばならないこの状況では、給料のすべてを新NISAとiDeCoに突っ込むわけにはいかない。手元の資金をできるだけ有益に、賢く運用していかなくてはいけないのだ。
そこで参考になるのが、ちはよむ|心豊かに資産形成@ChihaYomuさんのポストである。
ちはよむ|心豊かに資産形成@ChihaYomuさんのポストによると、基本的には新NISAを優先して、資金を運用していくことがオススメということだ。なお、新NISAは100円からの運用が可能で、クレジットカードを利用した積み立ても可能となっており、少額からポイ活もかねて投資できるというメリットがある。はじめて資産運用を考えている方は、とりあえず新NISAにチャレンジしてみよう。
iDeCoがオススメなのはこのような人!
ただし、手元の資金に余裕がある方は、iDeCoの運用がオススメだ。iDeCoは60歳になるまで引き出しができないというデメリットがあるものの、節税効果が確実に得られるのがメリットである。
ちはよむ|心豊かに資産形成@ChihaYomuさんによると、年収450万の人がiDeCoで月20,000円の運用を行うと、年末調整で48,000円が手元に戻って来る計算になるのだ。60歳まで資金を引き出すことができなくても生活に支障がない人であれば、iDeCoに優先して投資してみてはいかがだろうか。
ただし、資産の運用に関してはメリットばかりがあるわけではない。比較的リスクの少ない新NISAとiDeCoであるとはいえ、リスクがゼロの金融商品は存在しないので、各々の判断で老後に備えてほしい。
※サムネイル画像(Image:「ちはよむ|心豊かに資産形成(@ChihaYomu)」さん提供)