ビジネス。それは人と人が対話を通して協力し、社会課題を解決することで報酬を得ることである。われわれは資本主義社会に生きている以上、ときに一生布団から出たくないと思う朝があっても、ときに「明日地球が滅亡すればいいのに」と思う日曜日の夜があっても、社会人として働いていかねばならない。美味しいご飯をたべるため、推しを支えるために働き、稼がねばならないのだ。
ビジネスがおもしろいと感じると同時に『めんどくさい』と感じる要因の一つが、多くの仕事は1人では完結しないという点である。企業に勤めている人はもちろんのこと、個人事業主として働いている人やインフルエンサーとしてキラキラ輝いている人であっても、多かれ少なかれ他人との関係があって、はじめてビジネスは成立するのだ。
近年はメールやチャットのみの取引も増えてきたが、やはりビジネスを行ううえでは、日本語を使ったコミュニケーションが必要である。
そこに最近登場したダークホース的存在が、ビジネスカタカナ用語だ。日本のビジネス界に颯爽と登場した当初は、意識高い系ビジネスマンのみが使用しており、「一般ビジネスマンには関係ないか」と思われていたビジネスカタカナ語だが、近年では一般的なビジネスのやり取り内にも深く浸透している。
今さら「知らない」とはいえないビジネスカタカナ語
ビジネスシーンで市民権を獲得しつつあるビジネスカタカナ語だが、「実はどういう意味かよくわかっていない」「なんとなくの雰囲気でうなづいている」という方も多いのではないだろうか。
そこで今回ご紹介するのは、けんたろ@kenlife202010さんがXで紹介しているビジネスカタカナ語一覧である。
これくらいは知っておきたいビジネスカタカナ語をまとめました。 pic.twitter.com/5cVizStia3
— けんたろ (@kenlife202010) November 21, 2023
某パーソナルトレーニングのCMでよく聞いた「結果にコミットする」を皮切りに、20ものビジネスカタカナ語が紹介されているので、これさえ覚えておけば「自分、きちんと社会人をやっています」風を吹かせられること間違いなしである。
実際にリプライ欄でも「これは覚えておきたい」「これは使う場面があるので押さえておきたい」という声が多数寄せられている。
ビジネスカタカナ語の使い方は、相手の反応を見て適切に!
また、現在勤務している業界ではあまり使わないという場合でも、外資系を中心に当たり前のようにビジネス用語として会話のなかにビジネスカタカナ語を登場させてくる業界もある。そのため「知識として持っておくとよい」「みんながルー大柴に見えていたから助かる」という意見もけんたろ@kenlife202010さんへのリプライ欄に寄せられている。
とにかく自分が使うだけでなく、相手からの発言を理解するためにも学んでおく必要があるのが、ビジネスカタカナ語なのだ。
実践! このビジネスカタカナ語の意味ってわかる?
さてここで、この記事のタイトルである「ナレッジ不足がボトルネックに!?もはやビジネスでデフォのカタカナ語特集!」という文章を読み解いてみよう。
まず、ナレッジ(knowledge)は、英語で知識を表す言葉だ。ビジネスカタカナ語では知識やノウハウという意味で使われることが多く、ナレッジ不足は知識不足と同義だ。
続く、ボトルネック(bottleneck)はその名の通り、瓶の首、つまり液体を注ぐときに邪魔になる部分を表すことから、進行を遅らせる原因という意味で使われるビジネスカタカナ語だ。英語の文章のなかでは「交通渋滞を引き起こす場所」「狭い道路で通りにくいところ」などの意味も持っている。
そして、大学生でもよく使うデフォ。これはデフォルト(Default)の略で初期状態や基本的な状態(標準の状態)を表現するときに使う。また金融に関係する場面では債務不履行の意味でも使われるので、文脈からしっかりと判断していく必要がある。
このように一つひとつのビジネスカタカナ語はややこしくないのだが、矢継ぎ早に飛んでくると、意味がわからなくなってしまうのがビジネスカタカナ語の特徴だ。一つずつ着実に理解し、場数を踏むことで確実に理解することはできるので、けんたろ@kenlife202010さんのポストを参考に学んでみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像(Image:「けんたろ(@kenlife202010)」さん提供)