仕事でもプライベートでも、毎日お世話になっているのがWindows。今でも多くの会社や公共の場では、Windowsを標準機器として採用している会社が圧倒的に多い。
健やかなるときも病めるときも、中二病のときも人生を共にしているWindowsだからこそ、大抵の操作方法であったり、フリーズした場合の強制終了方法もなんとなく覚えているはずなのだが、「これだけは許すまじ……!」と全人類が苛立つエラーが1つあることを、皆さんは覚えているだろうか。
なぜヤツはすみっこに現れるのか
一目見た瞬間に「あー!Windowsのこれ、マジむかつく!」と思わず歯ぎしりしたくなってしまう存在が、これだ。
ガナヒビ@ganahibi11201さんのポストで紹介されている、ディスプレイの左上に突如表れた小さな四角いスペース。「文字が入力できない!?」「PCぶっ壊れた!?」と焦る我々をあざ笑うように、画面の左上で微笑む小窓。エンターキーを連打した後に異変に気付いて目線を左上に動かすとヤツが出現していたときのイラっと感は、なかなかのものだ。
実際にガナヒビ@ganahibi11201さんのポストに対するリプライ欄でも、「この状態になったら、イラっとする」「本当に邪魔」などと、謎のすみっこ小窓に対する苦情の声が続々と寄せられている。これほど嫌われているのにまだ絶滅しないだなんて、メンタルつよつよであることだけは間違いなさそうだ。
原因は自分の召喚ミス!?ヤツの意外な出現条件とは
この画面の左上に文字が入力されてしまう問題。筆者同様にイラっとしている同志がガナヒビ@ganahibi11201さんへのリプライ欄に多く存在している一方で、冷静に「左上文字入力小窓」の召喚魔法を解説してくれている人も多い。
どうやら皆さんの叡智を結集した結果、この小窓は「入力欄からカーソルが外れてしまった」ことによって出現するらしい。つまり自分自身がなんらかの操作ミスで、意図する入力欄にあるカーソルを本来文字入力ができないデスクトップに移動させてしまったことで、行き場をなくした文字達が左上に集合する仕組みなのだ。しかも不思議なことに、この現象は日本語入力のときにのみ起こるらしい。
もちろんマウスが突然機嫌を損ねたり、PC側でなんらかのイレギュラーが起こっている可能性も否定できないが、左上小窓が頻繁に出現するほうは、カーソル位置をデスクトップにしないよう気を付けてみると、改善されるかもしれない。
実は小窓にも存在意義があった!?
ただの嫌がらせ認定をしていた左上小窓だが、ガナヒビ@ganahibi11201さんのリプライ欄に寄せられた情報によると、この左上小窓はファイル名の検索に使えるらしい。
小窓に任意の文字を入力した後でエンターキーを押すと、PC内に保存されているファイルのうち、入力内容と前方一致するファイルにジャンプして、選択状態にしてくれるというのだ。
意外とプレゼンのときなど、緊急で「あの名前のファイルを開きたい」というときに使える裏ワザなのである。
とはいえ、圧倒的にイライラさせられることのほうが多いのが左上小窓。万が一この小窓が出現してしまったときには、キーボードのESCキーを押す、あるいはbackspaceキーを数回押して入力した文字をすべて消す、という方法で存在を消し去ることができるので、覚えておくと安心だ。
※サムネイル画像(Image:「ガナヒビ(@ganahibi11201)」さん提供)