日本が発祥の絵文字。平成初期以前に生まれた方であれば、ガラケー時代にiモードの絵文字を多用した経験のある人も多いのではないだろうか。ドコモからauにメールを送った時に表示される絵文字が微妙に変化したりして、友人と笑いあった日を懐かしく思えるのは、30代半ば以上の人間だけの特権である。
時代は令和に変わり、現代社会を生き抜く日本人の大半が相棒として四六時中離すことのできないiPhoneのなかには、iモードの何十倍もの絵文字が入っている。おじさん構文・おばさん構文の代名詞とも揶揄される絵文字だが、やはり絵文字がないとコミュニケーションが殺伐と感じてしまい、なんだかんだ絵文字に頼る毎日だ。
デフォルト状態でも大量の絵文字が搭載されているiPhoneだが、実は時代の変化とともにiモード時代の絵文字では、まったく想像もつかない機能が搭載されていることをご存じだろうか。今回は今話題のインスタ投稿のなかから、iPhone絵文字の裏ワザについて紹介していく。
絵文字のカラーリングをチェンジって、どういうこと?
今回ご紹介するのは、インスタでiPhone情報を多数発信している、カズシム|マネするだけ1分 iPhone設定術@kazushimu_iphoneさんの投稿だ。
カズシム|マネするだけ1分 iPhone設定術@kazushimu_iphoneさんによると、iPhoneの絵文字はデフォルトでカラフルに色付けがされているものの、一部の絵文字ではスキントーン(肌の色)を変更することができるらしい。
やり方は非常に簡単で、まずは文字入力画面でキーボードの「絵文字」を選択する。
そして、スキントーン変更に対応している絵文字を選択する時に、長押しをするだけだ。
通常の絵文字であれば長押しをしても変化は起こらないが、スキントーン変更に対応している絵文字の場合は5パターンのカラーリングが表示されるので、自分の好みや、文脈に応じて自由に色味を変更することが可能になる。
時々、若者のインスタ投稿などで「あれ? この絵文字は見たことあるけど、こんな色だったっけ?」と悩んでいたが、なんとこのような裏ワザがあったとは。多様性の時代に則したiPhoneの進化に脱帽である。
究極のスキントーン変更は一目置かれること間違いなし!
そしてスキントーン変更の究極形が、カズシム|マネするだけ1分 iPhone設定術@kazushimu_iphoneさんの投稿で最後に紹介されている、カップルの絵文字でできるスキントーン変更だ。iPhoneの絵文字で時々使うカップルの絵文字。この絵文字は先ほどの要領で長押しすると、なんと男女のスキントーンを別々に変更することが可能になっている。
この裏ワザにはコメント欄にも、「すごい!! 知らなかった」、「コレはすごく使える」、「カップルで左右違うのははじめて知った」などと驚きの声が多く寄せられている。たしかに筆者もカップルでスキントーンが異なる絵文字はこれまで見たことがなかった。まだまだ知らない人が多いと思われる、この裏ワザ。機会があればぜひ一度、試しに使ってみたい。
日本に暮しているとなかなか意識することの少ないスキントーン問題だが、時代の流れを組んでこういった機能を搭載しているAppleは、やはり一流のグローバル企業である。そして、純粋にスキントーンの変更で表現の幅を広げることができるのも、嬉しいポイントだ。ぜひiPhoneの裏ワザをいろいろと楽しんで、iPhoneライフを充実させてほしい。
※サムネイル画像(Image:「カズシム|マネするだけ1分 iPhone設定術(@kazushimu_iphone)」さん提供)