突然だが皆さんは、外出する時に何を持って出かけるだろうか。家の鍵とスマホを持った後、財布は持ち歩いているだろうか。近年のキャッシュレス決済普及によって大抵のことは「スマホ1台で決済できる」時代が到来していることもあり、財布を持ち歩かない、あるいは財布のなかにはクレジットカードと千円札1枚という方も多いのではないだろうか。
筆者も普段の生活ではほとんどPayPayもしくはクレジットカードを利用しており、現金はラーメン屋でしか使わないというような生活が続いている。
今回は筆者と同様、キャッシュレス派の方々に一度、目を通していただきたい「まさかの出来事」についてご紹介していく。
PayPayの利用制限ってなに? システム不具合に要注意!
今回ご紹介するのは、まかべひろし@sinpenさんがXに投稿して話題となった、こちらの写真だ。
飲食店でランチを楽しんだ、まかべひろし@sinpenさんが、食後にPayPayで決済をしようと開いた時に出現したというこの画面。PayPayでのお支払いが集中とは何事であろうか。日本中でランチを同じタイミングで食べ終わった人がたくさんいる……と考えると少し楽しいが、そのようなことを言っている場合ではない。このままでは無銭飲食になってしまう。
コメント欄には「私もコンビニで買い物してグラタン温めてもらった時、Paypay使えなくて現金も持っていなくて困りました」、「これ財布を持ってない時になられたら終わるやつ、、、」といったコメントが相次いでいる。
結論からいうと、このPayPayの画面はPayPay側のシステム障害であったらしい。なお、まかべひろし@sinpenさんは、この難局をSuicaを利用するという裏ワザで乗り切ったとのことだ。また最近はじまった「PayPayオフライン決済を使えばいいのでは」という指摘もコメント欄には寄せられていたが、QRコードを読み込んで利用するタイプのお店では、オフライン決済は利用できないらしい。
万が一に備えて、クレカや現金の準備を
思いがけないPayPayのトラブルに、コメント欄では「これがあるから現金も持ち歩かないとね。」、「現金持ち歩かないこと増えたからこういうの怖いよね。いろいろな決済アプリの他、スマホケースに2枚VISAと、JCBのクレカは一応、入れておくようにしとる」といった意見が寄せられている。
たしかに常日頃から言われているが、日本はとくに地震が起こりやすい国なので、万が一の停電などに備えてある程度、現金を準備しておくことは大切だ。ただ「普段は現金を持ち歩いているけれど、ランチの時はスマホひとつで出かけた」、「コンビニに行くだけなので、スマホしか持って来なかった」というタイミングでシステム障害が発生する可能性もゼロではないのだ。
とはいえ、もうわれわれはキャッシュレス決済が普及していなかった時代に戻ることはできない。なんといってもタッチひとつで会計が完了する便利な仕組みになっている上に、ポイントのキャッシュバックがあるケースがほとんどだ。手軽でお得なキャッシュレス決済は、もはや令和の必需品である。
やはりキャッシュレス決済とうまく付き合っていくためには、万が一に備えて複数の決済システムを利用登録しておいたり、クレジットカードや現金が数枚挟んでおけるスマホケースなどを利用するとよさそうだ。普段はメイン利用のキャッシュレス決済でしっかりとポイントを貯めていきながら、不測の事態にも焦らないように準備しておこう。
※サムネイル画像(Image:「まかべひろし(@sinpen)」さん提供)