毎日、会社と家を往復するだけの生活なのに、なぜこれほどまで疲れるのだろうか。若い頃はクラブやカラオケでオールしたり、友達の家で朝まで麻雀やゲームをしたりしていたはずなのに、そのような日々は遠い昔。仲の良かった友人もライフステージが変わるごとに疎遠になってしまい、今や缶ビールが友達という働き世代は筆者だけではないはずだ。
単調な毎日で、気晴らしにゲームでもやってみようかとも思うものの、今さら家庭用の据置ゲーム機を購入してまで没頭する時間はないのだが、課金や広告視聴が前提に作られているスマホ用のゲームはなにか違う……。そのように悩んでいたところ、Xで働き世代が感激すること間違いなしのポストがバズっていたので、ぜひご紹介したい。
令和の現代、求めていたのはレトロゲーム!
今回ご紹介するのは、Xで稲塚 春@ハルねこ@Inatsukaさんが紹介していたこちらのポストだ。
カプコンが自社の古いゲームをブラウザで遊べるように公開してるの今知った
— 稲塚 春@ハルねこ (@Inatsuka) January 27, 2024
懐かしのロックマンのオープニング画面……!! この写真だけで思わず「おおっ!」と声が漏れてしまった人も多いのではないだろうか。ロックマンは1987年、ファミコン向けに1作目が発売されたゲーム。令和の現代まで何作も名作が生み出されているが、初代のロックマンに会えるとは、感動の一言に尽きる。
リプライ欄にも、さっそくプレイしてみた人達の感想が寄せられており、「操作は難しいけど無料で遊べるのはありがたいですね!」、「ちょっとやってみたけど、ボタンの位置がシビア」など、当時のコントローラーとは異なる仕様部分には手こずっているものの、全力でロックマンとの再会を楽しんでいるようだ。
おめでとう! カプコン40周年
稲塚 春@ハルねこ@Inatsukaさんが紹介しているのは、ゲーム会社カプコンが創立40周年を記念して立ち上げた特設サイトの「カプコンタウン」だ。サイトにアクセスするだけで、懐かしのゲーム音楽がBGMとして流れてくる。小学生や中学生頃、学校から走って帰ってはすぐに友人と集合してプレイしたゲームの音楽にエモい感情がダダ洩れてしまい、サイトのトップ画面だけで何時間も過ごせそうな勢いだ。
このカプコンタウンでは、先ほどご紹介したロックマン以外にも、ストリートファイターやファイナルファイトなど、5タイトルの日本語版と英語版がそれぞれ配信されている。驚くべきことに、カプコンタウンでは各タイトルの取扱説明書までアップロードされているらしい。親にゲームを禁止されたあの日、教科書を読むふりをして、繰り返し読んだ取り扱い説明書がデータになってまた目の前に表れてくれるとは。
一体だれが、このようなミラクルを予想しただろうか。
●カプコンタウン レトロゲームズは→こちら
実は著作権対策!? 楽しければなんでもよし!!
なお稲塚 春@ハルねこ@Inatsukaさんのポストを受けてリプライ欄でも指摘されているが、「著作権は、”再生する装置が存在しない”という理由で切れてしまう可能性がある」らしい。ファミコン本体が流通していない今、ファミコン用のソフトはなんらかの形で再生しておくことのできる状態にしておかないと、著作権を失ってしまうのだ。
実際に、カプコンが各タイトルを無料で公開している本当の理由については知るすべもないが、結果として、胸が高鳴りまくりの懐かしBGMが流れているサイト・子どもから大人まで夢中になったゲームの無料公開・エモすぎる取り扱い説明書のデータ供給と、春が来るまで毎週末、遊びたくなるような公式サイトが開発されてる。
童心に戻って今週末は、カプコンタウンにアクセスしてみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像は(Image:「カプコンタウン」公式サイトより引用)