1996年の登場以来、全世界で大人気の「ポケットモンスター」、通称ポケモン(Pokémon)。初めは小学生を中心に人気を集めていたが、口コミで徐々に拡散。2016年に登場したスマホゲーム「ポケモンGO」は、老若男女問わず街中でプレイしている姿を見ることができるだろう。
ポケモン作品を見たり、ゲームをしたことがない人でも、ピカチュウぐらいは知っているだろう。ポケモンとは作品名であると同時に、この作品に登場する不思議な生き物の総称。ピカチュウ以外にも多くのモンスターが登場するのも魅力で、コレクター心をくすぐられた大人も少なくない。今、AIで作成した「架空のポケモン」の完成度が高いと話題になっているため、紹介したい。
これまでのポケモン画像を見せるだけで、新たなポケモンが生まれる?
2021年11月にはゲーム「ブリリアントダイヤモンド」と「シャイニングパール」が登場し、2022年1月28日には「Pokémon LEGENDS アルセウス」の発売が予定されているなど、話題に事欠かないポケモン市場。ゲームのみならず、さまざまなグッズになって販売されていたり、カフェとのコラボメニューになったりと、もはや子どものためのキャラクターという枠組みを超えている。
登場するポケモンたちはそれぞれ、何かの植物や動物などがモチーフになっていることが多く、その姿も可愛らしいものからなにやら恐ろしげな様相のものまで幅広いことが特徴だ。現在までに900種類以上のポケモンが“発見”されており、これからも新しいポケモンが登場することは確実だ。
現在ネット上で、データサイエンティストのMax Woolf(@minimaxir)さんがAI(BOT)に自動生成させた架空のポケモンたちのデザインが話題となっている。ポケモン画像を学習させたAIが生み出し、ツイートに4.6万もの「いいね」がついたその精度はどれほどのものだったのだろうか。
AIが作ったポケモン192匹は、本当に存在しそうなクオリティ
架空のポケモンを発表しているMax Woolfさんのツイートにはいくつものポケモンデザインがあるが、どれも「本当にいそう」と思えるものばかり。あるポケモンの体に他のポケモンの顔を合成したようなものや、既存のポケモンの変形版といったもの、中には「これは生物なのか?」と疑問に思うような、機械的な質感のポケモンなど、実にバラエティ豊かだ。
ツイートには多くの反応が寄せられており、「本物にしか見えません」「ヒントにはなるから、コンセプト後付けで絵を調整して新キャラ化はできそう」「『このポケモン実在する?しない?』みたいな企画をするYouTuberが出てくるに10,000,000ペソ」など、そのクオリティの高さに言及する声が続出。一方で「AIで作った割にはめっちゃポケモンしてるけど、どこか怖いな」「基本ゾッとするやつだけど、3%くらいかわいいのがいる」と、既存のポケモンをつなぎ合わせたような雰囲気に恐れを抱くような意見も見られた。また、「たぶんだけど、全ポケモン見せると自ずと三段進化の真ん中っぽくなるよな」という指摘も存在した。
いずれにせよ、複雑な命令を与えることなく「過去のポケモンを見せて、独自のポケモン作ってみて」と言われただけでここまでのクオリティを生み出せるなんて、AIはなかなかのポケモンデザイナーだと言わざるを得ない。
よく見ると細部にもこだわっており、「これは何をベースにしているのだろう……」、「これはくさタイプかな……」などと考えるのも意外と楽しいかもしれない。
引用元:ボットにすべてのポケモンを見るように強制し、独自のポケモンを生成するように指示しました。結果は次のとおりです【Max Woolf(@minimaxir)さん】
参照元:AIで作成した「架空のポケモン」の完成度が高すぎる【GIGAZINE】
※サムネイル画像(Image:Wachiwit / Shutterstock.com)