昼食でカレーを食べたとき、いつの間にかお気に入りの白いシャツにべったりとシミがついてしまった! そんなときアナタはどうするだろうか? 実はカレーのシミは天日干しで落ちるらしい。ここでは、カレーのシミに天日干しが本当に効果があるのか? その真相を探る。
カレーのシミにはさまざまな成分が含まれる
(Image:Shutterstock.com)
お気に入りの白いシャツを着ている日に限って、なぜかカレーを食べてしまう。しかも、気が付くと黄色いシミがべったり! 数ある汚れの中でもかなり手ごわいとされるカレーのシミを、皆さんはどうやって落としているだろうか? 実は、カレーのシミを消すには天日干しがいいという。これは果たして本当なのだろうか?
そもそもカレーには多くの具材が使われている。黄色い成分のターメリックだけでなく、肉や野菜、油など、さまざまな成分が含まれているため、中性洗剤や漂白剤など、どれかひとつだけで洗っても全部の汚れがキレイに落ちることはないのだ。それなのに、本当にカレーのシミは天日干しで落ちるのだろうか?
カレーの色素が紫外線で分解されるのは本当!
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結論から言うと、カレーの黄色い色素(クルクミン)だけは紫外線で分解されるので「天日干しでカレーのシミが消える」のは本当。ただし、それ以外の成分は天日干しでは落ちないので、まず最初にシャツを台所用洗剤で揉み洗いをし、さらに漂白剤で洗ってたんぱく質や油汚れを除去してから、天日干しをすればよいのである。この方法なら、きっと驚くほど黄色いシミが消えるはずだ。
ちなみに、直射日光を当てすぎると衣類が退色したり、服の繊維を傷める可能性がある。とくに白い生地は繊維自体が黄色に変色してしまうので、衣類によっては、あまり長時間天日干ししないほうがよい場合があるので、十分注意しよう。