野菜の鮮度を50℃のお湯洗いでシャッキリ感を復活させる【裏ワザ】

レタス、セロリ、ホウレン草などの葉物野菜は鮮度が命。そのシャッキリ感が失われると食感は大きく減退してしまう。そこで試してほしいのが、50℃のお湯で洗う方法。たったこれだけで、しおれてしまった野菜のみずみずしさを簡単に取り戻せるという。今回は、「50℃洗いで野菜の鮮度を取り戻す方法」を紹介しよう。

野菜を元気にさせる「50℃洗い」の秘密とは?

(Image:Shutterstock.com)

 特売日に食材を買い貯めすると、冷凍できるものは長期保存できるが、レタスやセロリ、ホウレン草などの葉物野菜は、どうしても冷蔵庫のなかでシャッキリ感が失われてしまう。こうなると、せっかく安く買った野菜も、結局は捨ててしまうことになる。だが、しおれてしまった野菜のみずみずしさを、簡単に取り戻す方法があるのをご存じだろか? それは「50℃のお湯で洗う」こと。たったこれだけで、失われてしまった野菜の鮮度が蘇るというのだ。
 それにしても、どうして野菜を50℃のお湯で洗うと野菜の鮮度が蘇るのだろうか? それは、“ヒートショック”という現象によって葉の表面に気孔があき、細胞が水分を吸収できるようになるからだと言われている。

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50℃のお湯を沸かすには、まず半分の水を100℃まで沸騰させ、同じ量の水を入れると55℃程度になる。あとは温度計で50℃になるように水を足して調節すればよい

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50℃のお湯で3分ほど野菜を洗ってみよう。しばらくすると鮮度が蘇ってくる!

50℃のお湯を簡単に沸かす方法とは?

 野菜を50℃のお湯で洗えばいいのは分かったが、そもそも50℃のお湯を沸かすのはどうしたらいいのだろうか? 50℃のお湯を沸かすには、まず半分の水を100℃まで沸騰させ、次に同じ量の水を入れてみよう。これでお湯は55℃程度になるはずだ。そこからは温度計で50℃になるように水を少しずつ足していけばいい。単純な方法だが覚えておくと便利だぞ。ちなみに、お湯が43℃以下になると雑菌が繁殖しやすくなるので、たくさんの野菜を洗う時には、途中でお湯を足しながら50℃を維持するのがポイントとなる。
 ボウルの中で野菜を洗うのは約3分。それ以上お湯につけると半分茹でた状態になるので注意しよう。あとは、ボウルから野菜を取り出して不意な水分を拭き取ればいいのである。是非お試しあれ!

文=中川久/フリーライター

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