2019年10月に消費税が8%から10%に引き上げられたが、軽減税率が8%なこともあって、今使っている電卓は8%のままという人も案外多いだろう。でも、10%のほうが使いやすいという人は、電卓を買い替えないとダメなのだろうか? 実は、日本メーカーの電卓の多くは、自分で消費税率を簡単に変更できる。そこで今回は、CANON製電卓を例に消費税率を変更する裏ワザを紹介しよう。
日本メーカーの電卓なら消費税率は簡単に変更できる
2019年10月に消費税率は10%に変更された。日本メーカー製電卓なら「税抜」「税込」ボタンが付いており、簡単に消費税の計算ができるようになっているはずだ。しかし、軽減税率が8%なこともあって、古い電卓を8%のまま使い続けている人も多いだろう。だが、やはり10%で計算できる電卓が欲しいという人もいるはず。その場合は、電卓を買い替えないといけないのだろうか?
実は、日本メーカー製電卓の多くは、消費税率を自分で自由に変更できる機能が付いている。今回は筆者が愛用しているCANON製電卓「KS-1220TU」を使って、消費税率変更の方法を紹介するが、メーカーの公式サイトで検索すれば、ほかの機種も似たような操作で消費税率を変更できるはずだ。是非お試しあれ!
まず、電卓の[CA]のキーを押して電源をONにしよう
次に、「税率設定」の [税込]キーを押す。すると、ディスプレイ画面左上部に「税 %」の表示が点滅するが、このとき消費税が8%なら「8」と表示されているはずだ
税率を10%に変更するときは[1][0]のキーを押すと、ディスプレイ画面に「10」と表示される(「税 %」は点滅のまま)。もし、税率8%に戻したい場合はここで[8]を押せばいい
再度[税込(税率設定)]のキーを押そう。これで消費税率の設定変更は終了だ
消費税率が10%になったのを確認する場合は、一度[CA]でクリアして「0」に戻し「100」と入力した後[税込]のキーを押そう。ディスプレイ画面に 税込「110」と表示されればOK
なお、今回使用したCANON「KS-1220TU」は、本体裏に税率設定変更方法が表記されていた。まずは自分の電卓の裏を確認してみるといい
●CANON「【ポインター・電卓】税率の設定方法」(公式)は→こちら