【裏技】安いコーヒー豆をグッと美味しくする方法

毎日飲むコーヒーにこだわりを持っている人も多いだろう。だが「等級」の高いコーヒー豆ほど本当に美味しいのか? というのがコーヒーの難しいところ。ここでは、安い豆でも少しの手間をかけるだけで味を良くする方法を紹介するぞ!

ちょっとした手間で豆本来の味を引き出す

(Image:Shutterstock.com)

 コーヒー豆は産地によって等級分けされていることをご存じだろうか? 当然、「等級が高い豆のほうが美味しいに決まっている」というイメージがあるかもしれないが、本当にそうなのか?
 実は等級を決める条件には、豆の大きさや収穫された高度などの差以外に、中に含まれる「欠点豆」の量が大きく影響している。この「欠点豆」というのは、欠けたり潰れているものをはじめ、正常に結実しなかった「死に豆」や粒のそろっていない「未成熟豆」、穴の開いた「虫食い豆」などのこと。これがどのぐらいあるかが重要になってくるのだ。
 つまりグレードが最高級の豆でも、ブレンドされていれば産地はそれほど大きく変わらず、しかも、必ず「欠点豆」は含まれている。逆にいえば、自分の手でこれら「欠点豆」を取り除けば、安い豆でも等級を上げることができるというわけなのだ。

コーヒー豆を選り分けるポイントとは?

(Image:Shutterstock.com)

実際のところ、コーヒー豆は炒ってみないと本当に美味しいかどうかわからないという。結局は含まれる「欠点豆」の量が、等級の差なのだ。

 ほかにも欠点豆としては、熟成の進み過ぎた「黒豆」、残ってしまった皮が焦げたり炒りムラを起こす「パーチメント」や「貝殻豆」、乾燥不良などで果肉がそのままになった「コッコ」「カビ豆」などがある。中には大きさの似た小石が混じっていることも……。
 選別のポイントは、まず生豆の状態でのチェック。色や形のおかしいものは、ここで見分けることができる。とくに「黒豆」「コッコ」「カビ豆」は臭いを損ねるので必ず取り除きたい。続いて、炒っている最中に煙が出たり火が付いた豆も要注意。「パーチメント」や「貝殻豆」の可能性が高く、えぐみや、渋みの原因になりやすいからだ。
 今後コーヒーを炒れる時は、産地や等級よりも豆そのものを吟味してみてはいかがだろうか? 

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