新しい生活様式が社会に浸透し、自宅で余暇を過ごす人は少なからず動画共有サービスYouTubeを利用しているのではないだろうか。そのYouTubeの有料プラン 「YouTube Premium」 と、音楽配信サービス 「YouTube Music Premium」 に年間プランが導入されたことはご存じだろうか。現在はプラン開始にともなうキャンペーン価格が設定され、お得に利用できることからじわじわと認知度・注目度ともに高まっている状況だ。
キャンペーンのタイムリミット間近。年間プランの内容とは?
YouTubeの月額制有料サービスYouTube Premiumは2018年より提供が開始され、動画再生時の広告で目にした人もいるだろう。有料サービスのメリットとしては「すべての動画を広告なしで視聴可能」と「動画を保存すればオフライン環境でも視聴可能」がある。いつでもどこでもストレスなくYouTubeを楽しみたい人にとっては魅力的なサービスといえる。
一方のYouTube Music PremiumはYouTube Musicの月額制有料サービスとして登場した。音楽コンテンツを広告なし・オフライン再生で楽しむことができるため、音楽に特化したいユーザー向けのサービスに位置付けられる。
導入された年間プランは、現在キャンペーン価格が設定されている。YouTube Premiumの価格は10,620円(税込、以下同)。月額1,180円で1年間利用した場合と比較して3,540円安い計算になる。YouTube Music Premiumの年間プラン価格は8,820円と、こちらも月額×12ヵ月分と比べて2,940円もお得。キャンペーンが2022年1月23日までと間近に迫っているため、SNS上には「本日YouTube Premium入りました これからよろしくお願い致します」「考慮時間が短いが考えておくか…」といった契約に関する苦悩や決断の声があがった。
全世代に広がるYouTube視聴。年間プランで視聴時間はさらに増えるか
YouTubeが月額制に加えて年間プランを取り入れた背景には、視聴メディアとしてより一層存在感を高めたい狙いがあるではないか。2021年にNHK放送研究所が発表した調査結果によると、YouTubeは「最も視聴するメディア」の10代における第1位、20代ではテレビに肉薄しての第2位と、若者層では定番化している。一方、40代以上はテレビへの支持が根強く、「1日の平均視聴時間」においては全世代共通でテレビと大きく水をあけられているのが現状だ。
有料プラン、なおかつ年間プランでドンっと契約をすれば、元を取ろうとするのが人間の性。1年のうちにYouTubeのヘビーユーザーとなって、翌年も年間プランを契約することになるユーザーも多く生まれるかもしれない。新プランがYouTube視聴のかたちをどのように変えるのか注目したい。
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※サムネイル画像(Image:youtube.com)