「時間があれば映画を見たい」というぐらい映画が好きな人は多い。映画やドラマ・アニメなどの動画情報メディア「動画インフォ」を運営する、合同会社ボーダレスワールドは4月6日、全世代の男女328人に調査した「映画の動画配信サービスのオススメは?映画を見るのに適した動画視聴サービスをアンケート調査」を発表した。
今回はその結果をもとに、今、映画ファンが最もオススメするサービスについて解説する。
みんなは映画をいつ見ている?圧倒的に多いのは休日派
どんなシーンで映画を観ることが多いのかをたずねた質問では「休日」と回答した人が68.6%と一番多く、次いで「通勤」の21.3%だった。利用するサービスは、「映画館」が最も多い75.3%(複数回答・以下同)で、2つの調査をまとめると「休日に映画館で見る」派が一番多いようだ。しかし、「動画配信サービス」も映画館に迫る勢いでの回答数だった。臨場感を楽しむなら映画館、自宅で好きなときにゆっくり映画を楽しむなら動画配信サービス、と使い分けているのだろう。
映画館が1位に選ばれたのは、臨場感や最新映画を見られるという理由からなので納得の結果だが、「レンタルDVD・ブルーレイ」は、回答数の多い「Amazonプライムビデオ」「Netflix」の動画配信サービス2社よりも少なくなっており、映画館以外では配信で見ることが第一の選択肢となっているのは、もはや時代の流れとしては逆らえないようだ。
また、動画配信サービスでは各社が豪華スタッフやキャストによるオリジナル映画を配信しており、それが目当てで加入している人もいるほど。さらに月額料金を払えば映画だけではなく、ドラマやアニメ、バラエテイなども見放題のサブスクリプションとなっているものが多いのも選ばれる理由の一つだ。
もはや定番の動画配信サービス、おすすめ第1位は動画配信だけじゃない付加価値がたくさん
「実際に映画を見るならどの動画配信サービスがおすすめか」の調査で人気があったのは、2位が「Netflix」で28.4%、僅差での1位が「Amazonプライム・ビデオ」で31.1%というトップ2が圧倒的な支持を集める結果となった。
Netflixは、月額990~1,980円と動画配信サービスとしてはやや高め。しかし新作映画が追加料金なしで見られる、オリジナル映画の質と量が多いなどの充実した内容が好評だ。とくに洋画の配信本数が多いので、洋画ファンからの支持を集めている。
2022年3月に開催された第94回アカデミー賞では、Netflixのオリジナル映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が作品賞、監督賞など合計11部門でノミネートされ最多ノミネートとなり、アカデミー監督賞を受賞して映画ファンを驚かせたことは記憶に新しい。
そして1位のAmazonプライム・ビデオは月額500円または年額4,900円と、動画配信のサービスが考えただけでも安い値段なのに、アマゾンのネットショッピングの送料無料や音楽配信などの付帯サービスがついてくる。映画好きだけでなく、国民に必須のサブスクとなりつつあるのが1位になった理由だろう。ただしAmazonプライム・ビデオは最新映画が有料レンタルで48時間の視聴期限がある場合もあり、筆者も含めプライム会員は不満に感じている、唯一残念な点だ。
それぞれの配信サービスには得意分野もあり、映画好きは複数を利用している人もいるようだ。動画配信サービスは無料体験があったり1本から購入できたりと、試せることが多いので、自分にあうサービスを比べてみるといいだろう。
出典元:合同会社ボーダレスワールドは→こちら
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