YouTube世代である令和の子どもたち。単に娯楽として楽しむだけでなく、さまざまなことを学習する場にもなっていて、企業や人気YouTuberらが発信する教育系YouTubeチャンネルも増えてきている。
そこで、今回は中学生以下の子を持つ親に聞いた「子どもが見ている教育系チャンネル」に関するアンケートを紹介する。果たして断トツの得票数で第1位となった動画チャンネルとは…?
子どもが大好き「しまじろう」や、英語絵本の読み聞かせ
ARINA株式会社が運営する教育メディアサイト「おうち教材の森」は、全国の中学生以下の子を持つ親200人を対象にインターネット上で「子どもが見ている教育系YouTubeチャンネルは?」というアンケートを2022年3月に実施した。ここではそのアンケート結果で上位8位にランクインしたチャンネルを紹介していく。
第8位は「しまじろうチャンネル」(2人)。株式会社ベネッセコーポレーションの幼児向け通信教育「こどもちゃれんじ」の公式チャンネルで、手遊び歌や歯磨きなどの生活習慣などに関する動画が配信されている。幼児にも人気だが、親からも安心して見せられると人気が高い。
第7位は「Ecom英語ネット」(8人)。小学校の英語教育が必修化されたことから、幼児や小学生に人気の習い事となった英語や英会話教室。オンライン英会話を行っているEcom英語ネットが、無料で子ども向け英語絵本の読み聞かせなどを配信している。
第6位は「ミキラボ・キッズ」(12人)。配信しているのは子ども向けの科学実験教室やサイエンスショーを主催、講師を務める“科学のお姉さん”こと五十嵐美樹。子ども達に人気の高かった科学実験や工作、サイエンスクイズなど、親子で楽しめる動画だ。
第5位は「KADOKAWA児童図書チャンネル」(13人)。株式会社KADOKAWAから刊行されている絵本や漫画学習シリーズなどの動画が多数配信されていて、本への興味も掻き立てられる。
ここまでベネッセやKADOKAWAなど企業が配信する動画チャンネルがランク入りする結果となったが、第4位は「教育系は見ない」という回答(16人)。やはり選択肢が無限にあるYouTube、どうせなら教育系を見てほしいと親は思っていても、なかなか親の思うようにはいかないものだろう。
第1位はコロナ禍に開校したYouTube上の小学校!
続いて、気になるトップ3。第3位となったのは、「とある男が授業してみた」(20人)。教育系YouTuberの第一人者として、誰でも平等に教育を受けられる世界をめざす人気YouTuber・葉一のチャンネル。小学校3年生から高校生までの授業を無料で配信、丁寧でわかりやすいと評判だ。
第2位は「QuizKnock」(23人)。クイズ王・伊沢拓司をはじめとした東大発の知識集団・QuizKnockによる、幅広い知識をクイズ形式で学べる動画チャンネルがランクインした。
そして、第1位となったのは「小島よしおのおっぱっぴー小学校」(85人)だった。2007年に「そんなの関係ねえ」で大ブレイクしたお笑い芸人の小島よしおは、今や子ども向けライブなどから幼児や小学生から大人気の存在。その小島がコロナ禍で全国の学校が一斉休校となった2020年4月にYouTube上に開校したのが「おっぱっぴー小学校」。
子どもを惹きつける型破りな授業を繰り広げる小島だが、実は早稲田大学教育学部卒という経歴の持ち主。ただおもしろいだけではなく、子どもの特徴を捉えわかりやすく伝わるようにさまざまな工夫がなされ、動画一本一本に学習塾の監修も入っているという。現在登録者数は12.7万人(2022年4月11日時点)。今後も増えていきそうだ。
以上、教育系YouTubeチャンネルランキングのトップ8を紹介した。あなたの好きなチャンネルや見てみたいチャンネルはあっただろうか。今後も、さまざまな教育系YouTuberがますます増えていって、学校や学習塾と並んでYouTubeは学習に欠かせない大きな存在となっていくかもしれない。
出典元:【調査結果】子どもが見ている教育系YouTubeチャンネルは?1位は「小島よしおのおっぱっぴー小学校」!【おうち教材の森】
※サムネイル画像は(Image:ARINA株式会社「おうち教材の森」プレスリリースより引用)