あなたは普段どれくらいの頻度でYouTubeを視聴しているだろうか。忙しい毎日のなかでゆっくりとテレビを見る時間はないけれど、YouTubeならちょっとした隙間時間に見ることができる、なんて人も多いのではないだろうか。
そこで今回は、LINEリサーチが行ったYouTubeを見る頻度やジャンルに関してのWeb調査結果について紹介する。
10代は7割以上、20代は6割以上の人がほぼ毎日YouTubeの視聴をしている
若い世代ほど視聴頻度と時間が多いことがひと目で分かる（「LINEリサーチ」調べ）
LINE株式会社が運営するスマホを使ったWeb調査「LINEリサーチ」は、日本全国の15歳から64歳の男女を対象に2022年2月にYouTube視聴に関する調査を行った。その調査結果から、まずは年代ごとにどれくらいの頻度でYouTubeの視聴をしているのか紹介していく。
週6日以上、ほぼ毎日見ている（「1日に3時間以上」「1日に1～3時間未満」「1日に1時間未満」）という人の割合が、「60代」と「50代」はともに25%、「40代」では32%、「30代」は45%と年代が下がるにつれどんどん割合が上がっていき、「20代」では65%、「10代」では71%にものぼることがわかった。
10代20代は想像以上の人たちが、ほぼ毎日YouTubeを視聴しているようだ。とくに10代は「1日3時間以上」見るという人が28%、20代でも23%もいて、若い世代ほど多くの人が長時間視聴をしていることがよくわかる。2005年の誕生以来、世界中からさまざまなジャンルの動画が毎日投稿され続けているYouTube。若い世代を中心にしっかりと生活に浸透しているようだ。
YouTubeで見るジャンル、どの年代でも共通の第1位は？
年代によって人気のジャンルが少しずつ変わってくる（「LINEリサーチ」調べ）
お笑いなどのエンタメ系から教育系、料理動画などなど幅広いジャンルの動画が投稿されているYouTubeだが、一体どのようなジャンルが人気なのだろうか？ 同調査での年代別の人気ジャンルのランキングは以下の通りとなった。
10代は第1位「音楽」、第2位「ゲーム」、第3位「マンガ／アニメ」、第4位「アイドル／芸能人」、第5位は「お笑い／バラエティー」。
20代は第1位「音楽」、第2位「ゲーム」、第3位「お笑い／バラエティー」、第4位「アイドル／芸能人」、第5位は「化粧品／コスメ」。
30代は第1位「音楽」、第2位「お笑い／バラエティー」、第3位「ゲーム」、第4位「アイドル／芸能人」、第5位は「料理／グルメ」。
40代は第1位「音楽」、第2位「お笑い／バラエティー」、第3位「料理／グルメ」、第4位「ペット／動物」、第5位は「スポーツ」。
10代から60代まで含めた全世代で第1位となったのは、「音楽」という結果となった。たしかに普段、YouTubeをそれほど見ないという人でも、YouTubeで音楽を聴いたりMVやPVを観る、という人も多いだろう。
音楽業界にとって、YouTubeの影響がいかに大きいかがよくわかる。実際、YouTubeは2021年6月に過去1年間で、音楽業界に支払った額が4,300億円以上という途方もない額だったことを公表しているほどだ。
音楽以外のジャンルを見てみると、10代・20代で第2位だった「ゲーム」が30代・40代では第3位・第7位と下がり、50代以降はランク外になっている。
「ゲーム」とは逆に「お笑い／バラエティー」が、10代では意外と低く第5位、20代で第3位、30代・40代で第2位と、世代を追うごとにランクを上げている点もなかなか興味深い。
以上、YouTube視聴に関する調査結果を紹介したが、いかがだったろうか。あなたは普段どのようなジャンルの動画を見ているだろうか。
娯楽としてだけでなく、さまざまな分野の知識を深めることもできるYouTube。普段、あまり見ることのないジャンルを見てみると、あなたの世界を広げるきっかけになるかもしれない。
出典元：よく見るYouTubeのジャンルは？【LINEリサーチ】
※サムネイル画像（Image:Juan Ci / Shutterstock.com）