日本テレビ放送傘下の「HJホールディングス」が運営する、人気の月額制動画配信サービス「Hulu」が、Nintendo Switchでも視聴できるようになった。10万本以上の動画コンテンツを有する動画配信サービスが解禁されたとあって、ネット上ではHulu会員を中心に歓喜の声が上がっている。
今回は、そんなNintendo Switchの新たな動きについてお伝えしていきたい。
月額制の有料動画配信サービスで初の対応
Nintendo Switchの累計販売台数は、2021年12月末時点で1億354万台と驚異の台数
オンライン動画配信サービスのなかで、「Hulu(フールー)」が一歩リードしたと言えるのではないだろうか。4月27日に、「Hulu」がNintendo Switch向けの配信を開始した。Huluユーザーはニンテンドーeショップやマイニンテンドーストアからアプリをダウンロードして視聴することが可能になる。
これまでNintendo Switchで視聴できる動画サービスとして存在していたのは「YouTube」や「ニコニコ動画」の動画投稿サービス、そして約20チャンネルが見放題の「ABEMA(アベマ)」、ゲーム実況に特化したライブ配信サービス「Twitch(ツイッチ)」くらいだった。月額制の有料動画配信サービスである「Amazon プライム・ビデオ」や「Netflix(ネットフリックス)」「U-NEXT(ユーネクスト)」などは現時点でいずれも未対応である。
ネット上ではHuluのNintendo Switch対応の知らせに「まじか」「待ってました!」「ステキすぎる!」など歓迎する声とともに、「Netflixはまだ?」など他サービスも早く対応してほしいといった旨の声が上がっていた。
Nintendo Switchで使えるHuluの機能は?
Nintendo Switch版のHuluで使える機能例は以下の通りだ。まず、他のデバイスで視聴中の作品が一覧として表示され、選択すると続きから再生される「視聴中作品のシームレス再生」。Nintendo Switchの場合、見ていた動画の続きを出先で視聴するケースが多そうであり、快適な動画ライフに欠かせない機能だろう。
また、ひとつのアカウントで最大6つのプロフィールを登録できる「マルチプロフィール」機能は、家族で共有するデバイスには必須である。さらに、12歳未満のプロフィールを登録することで「キッズプロフィール」機能が利用でき、視聴作品を子ども向け作品に限定することができる。Nintendo Switchは子どもが利用することの多いゲーム端末なだけに、こうした対策は必須だろう。
Huluの新たな動きに、他の動画配信サービスが続く可能性は大いにある。Nintendo Switchを持つ人の多さはいうまでもなく、むしろ追従してこなければユーザーがHuluに流れる可能性だって十分にあるからだ。アクセスのしやすさもサービスの一部と捉えて、早期の対応を望みたい。
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※サムネイル画像(Image:canbedone / Shutterstock.com)