「Apple Watch」といえば、iPhoneが近くになくても音楽を聴いたり、メッセージのやり取りをしたり、電話に出たりという使い方が一般的に思い浮かぶだろう。一方で、動画を見たいとなれば今まではiPhoneが必要だったのだが、「WatchTube」というアプリをApple Watchにインストールすれば、Apple WatchのディスプレイでYouTube動画を、無料で見ることができるようになったのだ。
今回は、さらに便利になったアップルファン必携のデバイスについてお伝えしていきたい。
新アプリ・WatchTubeがあれば、Apple WatchでYouTubeを観られる!
Apple Watchの使い方といえば、これまでは手軽に音楽を聴いたり、SNSを使ったり電話に出たりするという使い方が多いだろう。今回、そこに新たな選択肢が加わった。App Storeにて無料で公開されている、「WatchTube」なるアプリをインストールすれば、Apple Watchのディスプレイで、YouTubeの動画を観ることできるのである。
最初の画面ではYouTubeのオススメ動画が表示され、右にスワイプすれば検索、ライブラリ、設定に切り替えることができ、字幕の文字サイズ変更などができるようである。また、動画を表示した状態からチャンネル登録や、動画への高評価もできるようでいつも通りの動作が可能となっている。
Apple Watchで動画が観られることから、どのような活用につながっていくだろう
この件に関して記事を執筆したテクノロジージャーナリスト・Filipe Espósito氏は、記事内で「Apple WatchでYouTubeビデオを実際に見ることはおそらくないでしょうが、それは楽しいことであり、テクノロジーがどれだけ進化したかを示しています。個人的には、時計で動画をストリーミングできるとは想像もしていませんでした」と伝えている。
筆者も、Apple Watchの小さい画面で動画を観るシーンはあまりないのではと思ったが、イノベーションが生まれることはいつだって楽しいし、『小さい画面だからこれで動画を観ることは考えにくい』と、決めつけてしまっては革新は生まれないだろう。
アプリの開発者であるヒューゴ・メイソン氏は、今後は音声のみのモードを追加する計画があると言っており、Apple Watchのディスプレイをオンにしたままでなくても、YouTubeを起動して音楽を楽しむといったことができそうだ。
今後は、「WatchTubeがどのような場面で活躍するか」も、多くのユーザーによって検討されていくことになるだろう。腕につけるApple Watchなので、両手がふさがっているような場面での活用が期待できるだろう。医療現場や、ロッククライミングの最中、はたまた宇宙空間において、など。
今後、いままで思いもよらなかった場面でYouTubeを楽しむ文化が生まれるかもしれない。想像はどんどん広がっていく。
引用元:【9TO5Mac】
※サムネイル画像は(Image:(画像は「9TO5Mac」より引用)