新人YouTuberランキング、トレンドはライブ配信の“切り抜き動画”【2022年上半期】

今年も折り返し地点にきているが、2022年上半期の新人YouTuberランキングトップ10が発表された。1位は、2位と圧倒的に差をつけて「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」となった。ついで2位は「にこちゃん放送局」、3位は「リンリン共和国」と2、3位は平成フラミンゴという女性コンビYouTuberが個々人ではじめたサブチャンネルが堂々ランクインとなった。

2022年上半期 新人YouTuber登録者ランキング!

群雄割拠のYouTuber業界、勢いのある新人の存在は既存のYouTuberも気になるところだろう(株式会社エビリー「kamui tracker」調べ)

時間があればついつい、のぞいてしまうという人も多いであろうYouTube。そのようなYouTubeの国内最大級データ分析ツール「kamui tracker」を運営する株式会社エビリーが、2022年上半期の新人YouTuberの「登録者数」「視聴回数」のランキングトップ10を発表した。

登録者数1位は2022年に入って、急に耳にすることが多くなった印象がある「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」で123万人。

やはり人は他人のゴシップが好きなのだろうか、2位以下に大差をつけて1位に輝いた。2位には「にこちゃん放送局」(71.6万人)。

3位は「リンリン共和国」(57.2万人)となり、人気コンビ・平成フラミンゴのNIKOとRIHOがそれぞれ立ち上げた個人のサブチャンネルがランクイン。

どちらもコンビの時のファンが個人のチャンネルにも流れてきているという最強パターン。秀逸なトーク力、より親しみを込めて見られる個人チャンネルも好調のようだ。

2022年上半期 新人YouTuber 視聴回数ランキング!

ショート動画や切り抜き動画が多くランクインしているのが、今のトレンドをあらわしている(株式会社エビリー「kamui tracker」調べ)

続いて、視聴回数ランキングの1位は、世界中にファンがいるディズニーランド&シーに特化したチャンネル、「ぷりんす【ディズニー情報まとめ】」で、2億4,069万回再生と2位以下を大きく引き離しての1位獲得となった。動画はおよそ10数秒と短めで気軽に視聴でき、ディズニーランドのキャストの神対応だったり、ショーのカッコいいシーンだったり、パーク内で友人と話題にしたくなる内容が多い。

2位は、1億6,893万回再生を記録した「【Shorts】Kevin’s English Room」がランクイン。日本とアメリカの違いをコミカルに、とてもわかりやすくまとめているチャンネルだ。

ついで3位は、毎日配信されている短編恋愛アニメ「大学生ズの恋。【アニメ】」(1億2,827万回再生)。学生の“あるある”を、ほのぼのとした1~3分ほどのアニメにまとめており、気軽に視聴できる雰囲気が受けているのかもしれない。

日々さまざまなジャンルの動画がアップされるYouTubeだが、現在の流行は“切り抜き動画”なのだろう。今回の視聴回数ランキングにも複数がランクインしている。ライブ配信などアーカイブで残っているものなどを切り取って編集したり、注目したいポイントを抜粋することで、短時間で情報が収集できることが支持されているのだろう。

倍速視聴が常識になるなど、「効率」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する人が増えてきた時代に合った見方と言えそうだ。切り抜き動画は一過性の流行でなく、今後固定化されていくかもしれない。

出典元:エビリーは→こちら

※サムネイル画像(Image:Primakov / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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