動画配信サービス利用時のデバイス、2位テレビを大きく上回る1位は?【LINEリサーチ調べ】

コロナ禍をきっかけに、爆発的に普及した動画配信サービス。無料で視聴できるものから、サブスクリプションで見放題のサービスまで、その内容はさまざまだが、現在は多くの人が日常的に活用しているだろう。今回は動画配信サービスの人気ランキングや、視聴デバイスについての調査結果を紹介する。

人気の動画配信サービスでは男女差があり?

意外と有料の見放題サービスの人気が高い(「LINEリサーチ」調べ)

LINEリサーチは動画配信サービスについての調査を実施。その結果をランキング形式でまとめているので確認していこう。まず、総合利用率ランキングを見ると、第1位は圧倒的人気を誇る「YouTube」。全体の約8割が利用しており、とくに10代については9割以上が視聴しているとのこと。

第2位は「Amazon Prime Video」。有料の動画配信サービスとしては最高の利用率を記録した。直近に放送された番組やオリジナル番組などが視聴でき、配信ラインアップの豊富さが魅力だろう。Amazon Prime Videoと、3位の「TVer」は20~30代からの人気が高い。

女性のランキングではTVerが第2位、ドラマ好きな女性からの支持を多く集めたのだろうか(「LINEリサーチ」調べ)

男女別に見ると、男性の利用率ランキングは総合とほとんど変わらないが、女性のランキングではTVerが第2位、Amazon Prime Videoが第3位となっている。TVerは人気ドラマやアニメ、バラエティなどの見逃し配信を無料で視聴でき、とくにドラマ好きな女性からの支持を多く集めたと考えられる。また、4位と5位の順位も総合と異なっており、「Netflix」の女性人気がわずかに「ABEMA」を上回った。

動画配信サービスを使う理由1位は「好きなタイミングで見たいから」

全体で78%が「スマートフォン」と回答(「LINEリサーチ」調べ)

続いて、動画配信サービスを利用するときに使うデバイスについての質問では、全体で78%が「スマートフォン」だと回答。とくに10代と20代では、8割以上がスマホで動画を視聴しているようだ。2番目に多かったのは「テレビ」だが、利用率は49%とスマホとの差が大きく開いた。とくに20代の割合が低く、これは20代のテレビ所持率の低さが関係していると考えられる。

(「LINEリサーチ」調べ)

10代・20代では「自分の部屋でひとりで見たいから」という回答が比較的多かった(「LINEリサーチ」調べ)

最後に、動画配信サービスを使っている理由についての調査結果を見ていこう。どの年代でも「好きなタイミングで見たいから」「自分が見たい動画があるから」という声が多く挙がった。10代以外では「無料/安い料金で見られるから」という意見が第3位となっており、コスパのよさも人気の秘訣となっているようだ。また、10代・20代では、「スマートフォンやタブレットで見られるから」が4割を超えており、若年層は自分の端末で気軽に楽しめる点も重視しているのかもしれない。

今回の調査では、若年層を中心にスマホで動画配信サービスを視聴している人が多いことがわかった。YouTubeやAmazon Prime Videoなどは、ついハマってしまいがちだが、とくに小さい画面での視聴は目や脳の疲労をためやすいので、長時間の視聴には注意したい。

出典元:【LINEリサーチ

※サムネイル画像(Image:Tada Images / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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