令和の一大コンテンツとして支持される「YouTube」。その人気は、ユーチューバーに代表される若く、既成概念にとらわれないクリエイターがけん引してきた一方で、TVなどの従来あるメディアで活躍してきた芸能人やマルチクリエイター、文化人、政治家などもその普及に一役買ってきた。今回発表された芸能人分野におけるYouTube動画再生数ランキングでは、多彩な芸能人がYouTubeでも活躍し、バリエーションに富んだ動画で視聴者を楽しませていることがうかがえる。
7月最多再生数は「ぺえ」、親友・ryuchellへの思いをYouTubeで発信
YouTube分析ツール・Digital Creatorsを運営するアナライズログは、2023年7月に芸能人の公式YouTubeチャンネルで公開された動画から「YouTube動画再生数 月刊ランキングTOP10」を発表した。本調査における芸能人チャンネルは、YouTube以外で活躍している芸能人・文化人・政治家などが運営するチャンネルと定義される。
第1位は「ぺえ」が配信した「ありがとう。そして、皆さんに向けて。」で450万再生を記録した。同氏が7月12日に急逝したryuchell氏への思い、激化する誹謗中傷や、アンチに対する胸の内を話す動画は大きな話題を呼んだ。社会的にも関心の高い出来事に対して、親友としての立場からどのようなことを話すのか、そして30~40代女性を中心に支持される、飾らない生き方を貫く同氏からどのような言葉がつむがれるのか。ryuchell氏へのメッセージを送るユーチューバーや芸能人は他にもいるなかでも、圧倒的に注目を集めたのは納得である。
ryuchell氏関連では「堀江貴文 ホリエモン」で公開された「ryuchellさんが亡くなられたことについて」が第4位にランクイン。自身の中に明確な“軸”をもった芸能人は、その出来事をどのようにとらえているのか。第1位の動画と同様に、芸能人の心情にふれられる動画が支持を集めていることがわかる。
「二宮和也」「ガチャピン」など平成を代表するスターが継続して人気ぶりを発揮
第2位は、二宮和也を筆頭にしたジャニーズアイドルが運営する「ジャにのちゃんねる」の動画だ。「緊急生配信!ただ今398万人です」と題した動画は、二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨という人気アイドル4人が、ピザを食べながら談笑する肩の力が抜けた内容となっている。普段、きらびやかな衣装で歌い、スクリーンの中で迫真の演技を披露する“スターの日常”を垣間見ているかのような内容は、ユーチューバー界隈では頻繁に目にする企画だが、ジャニーズとなれば斬新に映る。
第3位は「ガチャピンちゃんねる【公式】」で公開された企業コラボ動画「天然水の森を探検してみた!【ウォーターポジティブ】」。子どもから大人にまで親しまれる国民的キャラクター・ガチャピンが森の中を巡る、楽しく学べる動画構成となっている。
トップ10には「エガちゃんねる EGA-CHANNEL」といったいまや定番の芸能人チャンネルから、「ララチューン【ラランド公式】」というニューフェイスも入っている。動画次第では、一気に首位獲得も夢ではないYouTube。今後どのような動画が話題となるか注目していきたい。
出典元:【株式会社アナライズログ/PR TIMES】
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