いまや市場規模800億円とも推計される「Vtuber」。以前はアバターを作る大変さから参入のハードルは比較的高かったものの、バーチャルライブ配信「IRIAM(イリアム)」の登場により、誰でも一枚絵があれば簡単にVtuberになれるようになりました。
この記事では、「IRIAM(イリアム)」での配信方法や視聴方法のマナー、楽しみ方などを解説します。
IRIAM(イリアム)とは?
IRIAM(イリアム)は、2018年にリリースされたライブ配信アプリ。
もともとはVtuber事務所を運営する株式会社DUO(現・株式会社ZIZAI)がリリースした配信アプリでしたが、2020年に株式会社IRIAMとして株式会社DeNAの子会社に。
誰でもすぐにVTuberとして配信することができるのがアプリの特徴で、生成AIの登場により、よりそのハードルが下がっています。
用意した「一枚絵」ですぐにVTuber配信ができる
IRIAMの最大の特徴は、一枚のイラストですぐにVtuberになれる点。イラストをIRIAM側が3DCGに変換してくれるため、モーションキャプチャーソフトなどを自身で用意する必要はありません。
声のみの「ラジオ配信」にも対応
IRIAMでは、一枚絵を使わずに、声のみで配信もできます。これは「ラジオ配信」と呼ばれ、音楽やトークなどを楽しむことができます。ラジオ配信は、イラストなしでも配信可能です。
収益源はリスナーからの「ギフト」も関係する
IRIAMでは、収益化の認証を受けたライバーに「ダイヤ」が付与されます。「1ダイヤ=1円」でポイントに交換または換金でライバーは収入を得る仕組みです。
このダイヤ付与の評価基準は公開されていませんが、視聴者がライバーに送る「ギフト」も評価に大きく関係していると言われています。
ギフトは10ポイント~10,000ポイントのものまでさまざま。視聴者はアプリ内でポイントを購入し、ポイントでギフトを購入する形になります。
IRIAM(イリアム)は「やばい」?
では実際に IRIAM(イリアム)は「やばい」のでしょうか?
「やばい」と言われている理由について分析してみました。
「時間が溶ける」魅力がある
IRIAMは配信を視聴するその楽しさから、膨大な時間を使いがち。そのため、「時間が溶けてやばい」とも言われています。
一枚絵からすぐにVTuberになれる「ハードルの低さ」:16歳以上から配信可能
IRIAMは「配信者になりたいけど、保護者に顔出しを禁止されている」という未成年にとっても魅力的なアプリ。先述した通り、一枚絵からはじめられるという魅力がありますが、IRIAMは16歳から配信可能(ただし16~17歳は配信時間に制限あり)。
ほかの配信アプリと比較すると、たとえばPocochaは18歳未満は利用不可。ハードルの低さはいい意味で「やばい」といえるのではないでしょうか。
一部「ファンのマナー」や「追い込み」などに苦言の声も
一方、ネガティブな「やばい」もあります。
この原因は一部のユーザーが配信中に適切ではない発言をしたり、視聴者もマナー違反を行ったこと。また、イベントの終了間際にギフトの追い込みがあったこともあるそう。
一方、こうしたトラブルは他の配信サービスでもあり、IRIAMだけが特別「やばい」ということはありません。
IRIAM(イリアム)でライブ配信を見るには?視聴方法
では、RIAM(イリアム)でライブ配信を視聴する方法について解説します。
登録方法
まずは、IRIAM(イリアム)の公式アプリをインストールしましょう。
iPhoneの方はApp Store、Androidの方はGoogle Play Storeにアクセスしてインストールしておきましょう。
視聴方法
アプリのホーム画面には、配信の一覧が表示されており、気になる配信者をタップすると配信を見ることが可能です。
IRIAM(イリアム)でライブ配信をはじめるには?配信方法
自分がIRIAM(イリアム)でライブ配信を行う方法について解説します。
一枚絵のイラストを用意
まずは自分の配信で使用するキャラクターのイラストを用意しましょう。
今回は、AIイラストくんを利用してイラストを作成しました。
AIイラストくんのLINEプロフィールかQRコードを、スマホのカメラアプリを起動して読み込み、友達に追加すると使用できます。
●AIイラストくんのLINEプロフィールは→こちら
なお、AIイラストくんを利用する場合には、利用規約を必ず確認し、自己責任で利用しましょう。
IRIAM(イリアム)に配信者として登録~配信開始までの流れ
IRIAM(イリアム)で配信を行う方法は以下の通りです。
IRIAM(イリアム)を楽しむ際のマナー
IRIAM(イリアム)を楽しむ際には、配信者やリスナーに対して、マナーを守ることが大切です。マナーを守ることで、配信者やリスナーが快適にコミュニケーションを取ることができます。
自分が視聴者側の場合、配信者の本名や住んでいる場所など、プライベートな情報を探ることはやめましょう。また、イラストを貶したり、過度な要求をするのもNGです。
一方、自分が配信者の場合はリスナーに過度なギフトを要求したり、他の配信者を貶めたりしましょう。
まとめ
一時「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」という言葉が流行し、美少女のアバターでネット活動することが大きな話題になりました。IRIAM(イリアム)は一枚のイラストから配信をはじめることができるため、そのハードルがかぎりなく低くなったともいえます。
IRIAMはVtuberになりたいけど機材を揃えるのが大変、まずは簡単にできるところではじめたいといった場合など、Vtuberデビューにもおすすめです。
※サムネイル画像は(Image:「IRIAM」公式サイトより引用)