自分のYouTubeチャンネルを持っていれば、ほとんどの人が自分の動画の再生回数を増やしたいと思っているでしょう。しかし、再生回数を伸ばすには、ただ動画を投稿するだけでは不十分。YouTubeのアルゴリズムやインプレッションの仕組みを理解し、効果的な動画の作り方や投稿方法を知る必要があります。
この記事では、YouTubeの再生回数の伸ばし方とインプレッションの仕組みについて解説。また、再生回数を増やすための13個のヒントもご紹介します。
【目次】
1.YouTubeの再生回数の伸ばし方とインプレッションの仕組み
2.YouTubeの再生回数を増やすには?再生回数の伸ばし方
3.まとめ
YouTubeの再生回数の伸ばし方とインプレッションの仕組み
ただやみくもに動画をアップし続けても、再生回数のアップに直接繋げることは困難。YouTubeの再生回数の伸ばし方のコツを押さえておく必要があります。
インプレッションの仕組みについて
インプレッションとは、動画のサムネイルがYouTubeの検索結果やユーザーのホーム画面などに表示された回数のこと。インプレッションが多いほど、動画は多くの人の目に留まる可能性が高くなります。
つまりクリック率が高く、平均視聴時間が長く、総再生時間が長い動画ほど「インプレッションそのもの」も伸びやすいのがYouTubeのアルゴリズムの特徴だと言えます。
「クリック率」「平均視聴時間」が良好なのに再生回数が伸びないのはなぜ?
YouTubeヘルプによると、YouTube側は動画に対し、ほかの動画と比較してランク付けしているとのこと。さらに、その比較には視聴者の違いが反映されているそう。つまり「クリック率」「平均視聴時間」が良好にも関わらずインプレッションが少ない場合、まず少ない視聴者が熱心に視聴している可能性が考えられます。
また「クリック率」「平均視聴時間」が良好でも、他チャンネルの同等の動画の方がさらに良好な数値を記録しているケースもあります。よってこれらの指標が良好だからと言って必ずしも「YouTubeのランク付け」には繋がらず、インプレッション、再生回数が増えないこともあります。
YouTubeの再生回数を増やすには?再生回数の伸ばし方
では、具体的にYouTubeの再生回数を増やすにはどうすればいいのでしょうか?再生回数を増やすための13個のヒントを紹介します。
【前提】①動画のメインキーワードやテーマを明確にする
YouTubeの再生回数を増やすためには、まず動画のメインキーワードやテーマを明確にする必要があります。メインキーワードやテーマとは、動画の内容や目的を表す言葉やフレーズのこと。たとえば「簡単レシピ」「節約レシピ」などです。
【前提】②ベンチマークするチャンネルや動画も明確にする
視聴者が動画を見つける際に意外に多いのが、関連動画から探るというパターン。この場合、検索は関係ない一方で、ベンチマークするチャンネルや動画を明確にしておく必要があります。
ベンチマークするチャンネルは、基本的に自分と同じジャンルの人気チャンネルがおすすめ。そのチャンネルが投稿している動画に関連するコンテンツを積極的にアップしていくことで視聴者の「おすすめ」に表示されやすくなります。
【前提】③まずは50本~100本は動画を投稿する
YouTubeを初めてすぐは爆発的に再生回数が増えることを期待してしまいがちですが、再生回数のことを考えるのは、まず動画を50~100本ほど投稿してからにしましょう。
また、一定数動画を公開することでYouTubeがチャンネルの信頼性や安定性を評価。インプレッションの増加にも繋がります。
【クリック率】④動画のサムネイルを工夫
サムネイルは、視聴者がその動画をクリックするかどうかの最初の判断基準となるもの。サムネイルが魅力的だと、クリック率が上がるでしょう。
なお、YouTubeでは自動サムネイルも作成可能。ただし非推奨です。
再生回数を伸ばしたい場合は自動サムネイルの使用はNG。
サムネイルは視聴者の目を引くようなシーンを使ったり、インパクトのあるワードを入れるのが効果的ですが、自動サムネイルでは生成できません。動画の魅力を伝えるサムネイルは作れないため、必ず自分で魅力的なサムネイルを作るようにしましょう。
【クリック率】⑤動画のタイトルを工夫
動画のタイトルは視聴者の好奇心や関心を刺激しやすくなり、サムネイルのクリック率を高めることに繋がります。
タイトルの文字数は20文字~40文字ほどがおすすめ。疑問や衝撃を感じさせる言葉を使ったり、メリットや解決策を提示したりして視聴者の興味をひきましょう。
【平均視聴時間】⑥動画の「冒頭の3秒」を作りこむ
YouTubeの再生回数を増やすためには、平均視聴時間を高めることが重要。平均視聴時間を高めるためには、動画の「冒頭の3秒」を作りこむことが効果的と言われています。
たとえば冒頭の3秒で「すぐにカットを変える」ことは意外としていない人が多いので、だからこそ取り組む価値があります。
【平均視聴時間】⑦「あー」「えーと」をすべてカットする
「冒頭3秒」が大事になるほど、YouTubeの視聴者は飽きやすく、少しでも動画を退屈に感じるとその動画から離れてしまいます。
そのため、無意識に出る「あー」「えーと」レベルの間投詞もすべてカットしましょう。「あー」「えーと」が何度も出る動画の視聴を無駄だと感じる視聴者は少なくなく、離脱に繋がってしまいます。
【平均視聴時間】⑧エンゲージメント(チャンネル登録や高評価など)を促す
動画の最後によくYouTuberが「チャンネル登録、高評価よろしくお願いします」と呼びかけているのを聞いたことがあるでしょう。この視聴者が動画に対して行うアクションのことを「エンゲージメント」と呼びます。
エンゲージメントが多いとYouTubeからの評価を高め、インプレッションに繋がる可能性が高くなります。すると、平均視聴時間や再生回数に繋がるでしょう。
【平均視聴時間】⑨再生リストや動画の終了画面を活用
YouTubeでは自分の動画をジャンル別などに分ける「再生リスト」を作ることが可能。「自動再生」機能をオンにしているユーザーに対しては、動画の視聴終了後、その再生リストに沿って次の動画が自動再生されます。つまり、視聴者がなにも操作しなければ再生リストの動画を見せることが可能です。
また、動画の終了間際に他の動画へのリンクを入れることができる「終了画面」の活用もおすすめ。より自信のあるほかの動画に視聴者を誘導できます。
【編集・投稿】⑩視聴維持率に悪影響がある場面やカットは次回以降撮影しない
「あー」「えーと」をカットするのと同様、たとえば「数秒の無言の時間」「(※ハウツーなどの場合)あまりにも初歩的な手順」など、無駄なシーンはカットしましょう。また、そもそもカットする手間を減らすため、無駄なシーンは撮影しないようにすることもおすすめします。
なお、逆に言えば「グラフの山」に相当するシーンは、次回以降もたくさん撮影すると良いでしょう。
【編集・投稿】⑪「視聴されやすい時間帯」を意識して投稿
YouTubeには、「視聴されやすい時間帯」というものが存在します。一般的に言われているのは19時~24時です。ただし、ターゲットによって変えることも大切。たとえばビジネスパーソンをターゲットにしていたら、昼休みや通勤時に見ることのできる時間の投稿がおすすめ。学生をターゲットにしていたら、夕方くらいの時間がもっとも見られる時間となります。
【編集・投稿】⑫YouTubeショートも活用する
近年、爆発的に視聴回数が伸びているYouTubeショート。収益率が悪いのが欠点ですが、自分のチャンネルに繋げる布石にもなりえます。
自分のチャンネルを魅力的に伝えるYouTubeショート動画を作ったり、通常動画をショート動画にしたものを制作したりなどし、自分のチャンネルに繋げましょう。
【その他】⑬コラボ動画を撮影する
もっとも効率的に視聴者を増やす方法のひとつが、ほかのYouTuberとのコラボ動画を撮影すること。コラボ動画でそのYouTuberのファンの間で知名度を広めることができ、ファンになってくれる可能性もあるでしょう。
まとめ
投稿したYouTube動画の再生回数が1ケタ~2ケタ程度が続くと、「自分の動画は誰にも見られていない」と思い込んで早々にYouTube投稿をやめてしまう人もいます。しかし、再生回数を伸ばすにはやみくもな動画投稿ではなく、インプレッションや平均視聴時間を意識した動画づくりです。
そうした動画をまず50本作れば徐々に再生回数も増えてくるでしょうし、本記事で紹介したようなノウハウも体感的に掴めてくるはずです。YouTubeの再生回数を増やすためには、コツコツと努力することが大切です。