近年では、YouTubeやNetflix、U-NEXTなどさまざまな動画コンテンツが配信されています。毎日更新されるコンテンツに、「見る時間が足りない!」と感じている人は多いのではないでしょうか。そんななか、最近耳にするのは「コンテンツを倍速で見る」ということ。倍速視聴する人の割合はどの程度なのか気になるところです。そこで今回は、株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが運営する情報メディア「エンタミート」が、全国の10代~50代の男女500人を対象に実施した「ドラマや映画視聴に関するアンケート」をご紹介します。
ドラマや映画を倍速視聴で楽しむ人は約5割
まずはじめに「ドラマや映画を見るとき、どんな倍速で見ますか?」とたずねると、全体の5割近く(47.4%)がドラマや映画を倍速で視聴していることがわかりました。
再生速度でもっとも多かったのは26.9%の「1.1倍~1.25倍」、次いで10.7%が「1.3倍~1.5倍」という結果になっています。割合が低くなるほど速度が上がっていることから、速すぎる速度での視聴は好まれていないと考えられます。
年代別にみると、倍速で視聴する人が半分以上だったのは20代・30代という結果になりました。中でも20代は「1.6倍~1.75倍」で視聴する人が13.0%となっており、他の年代より速度が速いことがわかります。学生の頃ほど自由な時間がとれない社会人になったことで、「タイパ(タイムパフォーマンス)」を意識する人が多いのかもしれません。
倍速視聴者は事前情報を把握してから見る人が多い
「ドラマや映画を見るとき、事前情報を把握してから見ますか?」という設問をもとに、「ドラマや映画を視聴するときの事前情報の把握度合い×視聴するときの再生速度」を調査すると、「ネタバレを避けつつ、しっかりと情報を把握してから見る」「ネタバレ込みで事前情報を把握してから見る」と回答した人の倍速視聴する割合が高い結果となりました。
また、「ネタバレ込みで事前情報を把握してから見る」という人の30.6%が「1.3倍~1.5倍」であることから、セリフやストーリーを楽しみながらタイパを実現できるのが「1.3倍~1.5倍」程度だと考えられます。
最後に、ドラマや映画をどのような倍速で見るのか子どもの有無でチェックすると、子どもがいる人のほうが、倍速視聴の割合が8%高いことが明らかになりました。育児の時間が増えることで自由時間を確保することが難しくなるため、倍速で見る人が多くなるのかもしれません。
今回の調査結果から、自由時間が十分にとれないことを理由に、タイムパフォーマンスを意識してドラマや映画を倍速で見る人が多いと明らかになりました。この理由以外にも、「毎日何話もドラマや映画を見る」「繰り返し見ている」という人がドラマや映画を倍速で見ることもあるのではないでしょうか。
出典元:【エンタミート】
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