YouTube(ユーチューブ)で観たかった動画を見つけて再生したら、「お住まいの国では公開されていません」と表示されてガッカリしたことはないだろうか。
これは地域制限のために見られないという現象。
これを回避するには、プロキシーを利用するアプリか機能拡張を利用すればよい。
スマホで地域制限を回避するには「TunnelBear VPN」がお勧め
YouTubeで「お住まいの国では公開されていません」と表示される現象は、投稿者が指定した国以外では再生不可にしているか、特定国では違法になるのでYouTube側が自動で再生不可にしている場合に起こる。
つまり、再生できる地域のIPアドレスに偽装できれば、動画の視聴が可能だ。
この偽装をするにはプロキシーサーバーを利用する。
プロキシーとは「代理」を意味する言葉で、代わりのサーバーを経由してアクセスするものだ。
スマホでもプロキシーサーバーを設定することはできるが、他のアプリにも大きな影響を与えてしまう。
そこで使いたいのが「TunnelBear VPN」だ。これはYouTubeの再生時にプロキシーサーバーを利用するアプリ。
このアプリでVPNを有効にし、偽装したい国を選択すれば、地域制限を回避できる。
TunnelBearは、個人情報などのデータを収集しないことをポリシーにしているので、比較的安心できるサービス。
ただし、注意したいのが通信量の制限。このアプリが無料で使えるのは月に500MBまでという制限がある。そのため、不要なときはこまめに「TunnelBear VPN」をオフにしよう。
ここではiPhoneでの設定方法を紹介するが、Androidも若干の画面の違いを除き、ほぼ同様の手順で設定できる。
パソコンの場合はChromeの拡張機能「Touch VPN」が便利
パソコンのブラウザーで地域制限を回避する方法はいくつかあるが、最も手っ取り早いのは「Touch VPN」を利用する方法だ。
これはChromeの機能拡張で、追加すればすぐにYouTubeの地域制限を回避できる。
なお、この機能拡張を有効にしたあとに、プロキシーサーバーへのログイン画面が表示されることがあるが、これは「キャンセル」をクリックして無視すればよい。
YouTubeで地域制限が設定された動画は観られないとあきらめていた人もいるだろう。
しかし、今回紹介した方法ならスマホもパソコンも比較的簡単に回避することが可能だ。ぜひ試して、YouTubeを楽しんでほしい。