YouTubeの動画検索効率を上げる「検索フィルタ」「検索コマンド」って何?

YouTubeの検索ボックスでキーワード検索しても、なかなか目的の動画を探せないときがありますよね。そのようなときは「検索フィルタ」や「検索コマンド」を使ってみましょう! これで、より効率的に目的の動画を探すことができますよ。

「検索フィルタ」を使って動画を絞り込んでみよう!

YouTubeで動画を探すときは、検索ボックスにキーワードを入力すると思いますが、なかなか目的の動画が表示されなくてイライラすることがありますよね。

そのようなときは、「検索フィルタ」と「検索コマンド」を使って効率よく動画を探しましょう。

まずはYouTubeの「検索フィルタ」機能を紹介します。これは、YouTubeに備わっている基本機能で、検索結果のなかから指定したフィルタ(条件)で動画を絞り込むことができます。

使い方は、検索ボックスでキーワード検索したあと、画面右上に表示される「フィルタ」をクリック。

次に「アップロード日」「タイプ」「時間」「特徴」「並べ替え」のなかから、条件をクリックすればOKです。

たとえば、「今日」を選べば今日アップロードされた動画を上位に表示してくれるので、キーワードだけの検索より少し効率がアップしますよね。

検索フィルタで絞り込む手順

まずはYouTubeを開き、普通に検索ボックスでキーワード検索しましょう。すると、画面右上に「フィルタ」が表示されるので、これをクリックします(画像はYouTube公式サイトより引用)

次に、検索フィルタを選択しましょう。たとえば「4分未満」をクリックすると、この条件に合う短い動画だけを表示できるのです(画像はYouTube公式サイトより引用)

それでは、ここでYouTubeの検索フィルタの詳細を確認しておきましょう。もちろん、検索フィルタは同時に複数選択もできます。

■アップロード日 1時間以内/今日/今週/今月/今年

検索フィルタの「アップロード日」は、選択した期間内にアップロードされた動画を上位に表示してくれます。

ただし、「今日」を選択した場合は日付ではなく、検索した時点から24時間以内にアップされた動画になりますし、「今月」は30日以内にアップロードされた動画になりますのでご注意ください。

■タイプ 動画/チャンネル/再生リスト/映画

「タイプ」は検索したいコンテンツの種類を選べます。

「動画」はそのまま動画の検索、「チャンネル」はユーザーが各自持っているチャンネルを検索、「再生リスト」は自分やほかの人が作った動画の再生リスト、「映画」はYouTubeで購入やレンタルが可能な映画となります。

ほかにも「チャンネル」で検索すると、キーワードに関連したチャンネルが上位に表示されるので、チャンネルを探しているときに使うと便利ですよ。

■時間 4分未満/4~20分/20分以上

「時間」は動画の再生時間を指しています。短い時間で観られる動画は「4分未満」、逆に時間があってじっくりと観たい場合は「20分以上」を選択するといいでしょう。

■特徴 ライブ/4K/HD/字幕/クリエイティブ・コモンズ/360°/VR180/3D/HDR/場所/購入済み

「特徴」は、動画が持っている特徴で絞り込むことができます。

たとえば、高画質の動画を観たい場合は「HD」や「4K」。海外の動画で字幕付きで観たい場合は「字幕」、VR動画を観たいなら「VR180」を選択しましょう。

■並べ替え 関連度順/アップロード日/視聴回数/評価

「並べ替え」は検索結果の並び順を変更できる機能です。

「アップロード日」を選ぶとアップロードされた日が近いものが上位に表示されます。また人気の動画を優先したいときは「視聴回数」や「評価」を選択するといいでしょう。

なお、YouTubeでキーワード検索したときは、最初から「関連度順」となっていますので、これを使う機会はあまりないかもしれません。

「検索コマンド」でさらに動画を絞り込む!

検索フィルタを使うことで、ある程度は動画を絞り込むことができますが、たとえば、「〇年〇月〇日~〇年〇月〇日まで」といったような細かい検索まではできません。

そこでおすすめしたいのが「検索コマンド」です。検索コマンドなら「AND検索」や「OR検索」といったより細かい絞り込み検索が可能になるのです。

このあと、覚えておくと便利な検索コマンドを5つ紹介しますので、ぜひ試してみてください。

検索コマンドでより細かく検索する手順

検索コマンドは、いつもの検索ボックスにコマンドを入力して「Enter」キーを押せばOKです(画像はYouTube公式サイトより引用)

【日付指定】


YouTube動画の日付を指定して検索するときは「after:」や「before:」のあとに「2024-04-11」などと-(半角ハイフン)で区切った日付を入力してみましょう。

「after:〇〇〇〇」であれば、指定日よりもあとにアップロードされた動画、「before:〇〇〇〇」であれば指定日よりも前に投稿された動画を検索できます。

さらに「after:2024-01-01 before:2024-04-01 検索ワード」と入力すれば、2024年1月1日~4月1日までにアップロードされた動画のみを検索することが可能となります。

【AND検索】


2つの検索ワードに当てはまる動画を検索したいときは「AND検索」を使います。

これは、Google検索などで日常的に使っている人も多いと思いますが、たとえば、ベンツのEクラスに関する動画を探したいとき、ただ「ベンツ」だけで検索するとさまざまな車種の動画がヒットしてしまいます。

そこで、「ベンツ Eクラス」のように検索ワードと検索ワードの間に半角スペースを入れて検索してみましょう。これでほかの車種は表示されなくなります。

ほかにも、中古のベンツを扱った動画を探したいなら「ベンツ 中古」と検索すれば新車の動画は出てきません。

【OR検索】


「OR検索」は、複数のワードのうちいずれかひとつを含む動画を検索する場合に使います。

たとえば、「犬 or 猫」と検索した場合、犬と猫の動画の両方が検索にヒットします。もちろん、犬と猫が両方含まれている動画も検索対象となります。

「それでは逆に検索効率が低くなるのでは?」と思った人もいるでしょうが、OR検索では「ロレックス or Rolex」のようにどちらの表記もある商品の動画などの場合には、かなり威力を発揮するのです。

【タイトル指定(intitle/allintitle)】


YouTubeの検索では、タイトルだけでなく紹介文のワードも該当対象になります。

たとえば、「VTuber」と検索すると動画のタイトルに「VTuber」の文字が入っていなくても、紹介文に入っていれば検索にヒットするのです。

もし、タイトルのワードだけで動画を検索したい場合は、「intitle:〇〇〇」と入力しましょう。

この方法でも、関連動画やおすすめ動画が検索結果内に表示されてしまうことがありますが、これはYouTubeの仕様になるので仕方ありません。

また、複数のワードすべてがタイトルに含まれる動画を探したいときは「allintitle:〇〇〇」と入力してください。

これは「AND検索」のように、すべてのワードが含まれている動画のみを表示できるので、意外と便利ですよ。

【除外検索】


最後に紹介するのは「除外検索」です。これまでは、該当するワードで検索してきましたが、除外検索の場合は、指定ワードを含む動画を排除したいときに使います。

たとえば、「ベンツ -Aクラス」で検索するとベンツの動画のなかでも、「Aクラス」が含まれている動画は検索結果に表示されなくなるのです。

ほかにも、夕食のレシピ動画を探すとき、もし昼食にハンバーグを食べたときは、「料理 レシピ -ハンバーグ」のように検索すれば、ハンバークは除外されます。

まとめ

いかがでしょうか? 今回は、YouTubeで目的の動画をより効率的に検索する方法を紹介しました。

YouTube標準機能の「検索フィルタ」を使うだけでもかなり動画が絞り込めますし、「検索コマンド」も駆使すればすぐに目的の動画を見つけられるでしょう。ぜひ一度試してみてください。

※サムネイル画像(Image:Alex Photo Stock / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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