今さら聞けない「TikTok Lite」と「TikTok」は何が違うの?

この直近1年でGoogleの検索トレンドがFacebookを逆転した「TikTok」。2024年6月には以前TikTokの新規ダウンロード禁止令を出したドナルド・トランプ前米大統領がアカウントを開設したことでも話題になりました。

一方、最近「TikTok Lite」というアプリを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。その名前から「TikTok」のコピーアプリと疑う人もいるかもしれませんが、「TikTok Lite」は公式がリリースしている正式なアプリです。

では「TikTok」と「TikTok Lite」の違いは何なのでしょうか?

TikTokとTikTok Liteの違いと特徴

TikTokとTikTok Liteは、同じ企業が運営する動画共有アプリ。TikTokは動画の投稿や編集が可能ないわば「本体」のアプリです。一方で、TikTok Liteは「動画の視聴のみに特化した軽量版」かつ「ポイ活向け」のアプリとなっています。

TikTokとTikTok Liteって何が違うの?1

TikTok Liteではデータ通信量を抑えられるため、通信環境が悪い場所でも快適に動画を楽しめます。また、アプリのサイズも小さく、スマートフォンの容量を節約できるのも大きなメリット。さらに動画視聴に応じたポイントも貯まり、ポイントは電子マネーやギフトカードなどに交換できます。

TikTokを見る専で使うなら圧倒的にTikTok Liteがおすすめ

TikTokを動画投稿の用途で使う場合は本体アプリが必須ですが、動画視聴のみを目的とするなら、TikTok Liteがおすすめ。先述した通りデータ通信量が少なく、アプリのサイズも小さいため、データ容量を節約したいときでも閲覧できます。

また、TikTok Liteには動画視聴に応じてポイントが付与される仕組みがある点もおすすめ。動画や広告の視聴、いいねや検索などでポイントを貯め、最終的に電子マネーなどに交換可能なため、ポイ活にも向いています。

TikTok Liteは何故ポイントが貯まるの?

先述した通り、TikTok Liteは、動画を視聴したり、いいねをしたり、新規ユーザーの招待でポイントが貯まります。ポイント制度が導入されている理由として考えられるのは、ユーザーがアプリを使い続けるインセンティブを与えるため。

ポイントが貯まることで、継続的に「TikTok Lite」を使うユーザーが定着し、広告主にとっても広告出稿の価値が高まる好循環が生まれていると考えられます。

TikTok Liteでポイントを貯めるのに必要なアクションの例

TikTok Liteでポイントを貯めるアクションの例は以下の通りです。

TikTok Liteでポイントを貯めるのに必要なアクションの例1

TikTok Liteに友だち招待すると何ポイント貯まるのか試してみた

筆者は実際にTikTok Liteの友だち招待機能を使って、ポイントがどの程度貯まるのか試してみました。

TikTok Liteに友だち招待すると何ポイント貯まるのか試してみた1

結果、友だち招待で500円分のポイントが付与されました。最大で3,000円分まで(期間によっては最大5,500円分)付与されるため、友だち招待はポイントを貯めるもっとも手っ取り早い方法と言えそうです。なお、友だち招待でのポイント付与キャンペーンは変動することもあるため要注意です。

TikTok Liteを使う際の注意点

ここまでに解説してきた通り、TikTokとTikTok Liteの違いは「TikTokが本体」「TikTok Liteが見る専向けかつポイ活向け」という位置づけです。そのため「TikTokは使っていないけれど、TikTok Liteは使ってみようかな」という方もいるかもしれませんね。そこで最後に、TikTok Lite利用時の注意点も2つ紹介します。

ポイントが貯まる動画は「TikTok上の全動画」ではないので注意

「TikTok Lite」は動画視聴によりポイントを貯めることができますが、「好きな動画を観てポイントを貯めることができる」というわけではありません。

ポイントが貯まる動画は、TikTok Liteが選別した動画のみ。つまり、自分が見たくない動画を視聴しなければならない可能性があります。ただし、何もしていない隙間時間をそういった動画視聴の時間に当ててポイントを獲得できるのは非常に便利と言えるのではないでしょうか。

TikTok Liteの中毒性に対して欧州では懸念の声も強まる

一方で、TikTok Liteのポイント付与システムについては、欧州連合(EU)から中毒性への懸念も示されています。EU側はこのシステムが若年層の過剰な利用を助長すると指摘。精神的健康を損なうおそれがあるとして、2024年4月に調査を行いました。

これに伴い、TikTok側はアプリの一部機能を自主的に停止。日本では規制の動きはまだありませんが、今後議論が行われる可能性は十分考えられるでしょう。

※サムネイル画像(Image:nikkimeel / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

オトナライフ編集部
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