無数と言ってもいいほどさまざまな動画が視聴できるYouTube。政治・社会・経済についてのチャンネルも多数あり、活字ではわかりにくいことや難しいテーマをわかりやすく伝えてくれるチャンネルが多い印象だが、どのチャンネルが人気なのだろうか。アンケート調査が実施されているので詳しくみてみよう。
1位は中田敦彦のYouTube大学。巧みな話術で時事問題を解説
「底地・再建築不可・市街化調整区域|URUHOME(ウルホーム)」が、2024年7月17日~7月24日、「芸能&エンタメ分野に興味・関心を持っている」20代から70代の男女503人に、「よく見るYouTubeチャンネル(政治・社会・経済編)」についてアンケートを行っている。
その結果を見ると、「政治・社会系でよく見るYouTubeチャンネル」の第1位は「中田敦彦のYouTube大学」で75票を獲得。中田敦彦のYouTube大学は、チャンネル登録者数が534万人という超人気チャンネルで、著名人との対談や時事問題・歴史の解説動画など、これまでに1000本以上の動画があがっている。回答者のコメントには「中田敦彦さんは引き込むのが上手い」「ホワイトボードを用いて、熱く教えてくれる。要点がよくまとめられていてわかりやすい」「考え方が極端な時もあるが、説明がわかりやすい」などが挙げられており、誰にでもわかりやすくかみ砕いて説明してくれる点が絶大な支持を集めている理由のようだ。
続く2位は、「テレ東BIZ」で33票。コメントには「テレ東(テレビ局)だからなのか、内容の構成のバランスが良いです。世の中の動きがわかりやすく、理解できます。深堀も時折あります」「報道内容が偏ってないように思えるから」「テレビでもテレビ東京の経済番組をよくみるため」など、テレビ東京への信頼感から選ばれているようだ。
3位は「ABEMA 変わる報道番組#アベプラ【公式】」。視聴者からは「ABEMAはさまざまな題材をさまざまな人が議論していて面白いです」「Abemaのディベート系はいろんな人の考え方がわかっておもしろいし、勉強にもなる」との声があり、扱うテーマやさまざまな意見が聞ける議論に定評があるようだ。筆者も「多重人格」について議論している放送を見たことがあり、大手メディアなどではあまり扱われないテーマを興味深く視聴した。
4位は「ReHacQ-リハック-【公式】」。公式ページには、「本格的な経済を、楽しく学ぶ! ビジネスのスキルを、しれっと学ぶ!」などと番組紹介がされ、こちらも既存のメディアでは取り上げないようなことを話題にしていることなどが評価されている。
5位は「TBS NEWS DIG Powered by JNN」。大手キー局のチャンネルゆえ、情報量の多さへの評価やテレビは見ないが情報取集に利用するといった声があった。
経済系でよく見るYouTubeチャンネル1位は両学長 リベラルアーツ大学
「経済系でよく見るYouTubeチャンネル」の1位は、「両学長 リベラルアーツ大学」で65票を獲得。コメントには「両学長の動画は毎日欠かさず見ていて、人生が変わりました」「両学長のチャンネルを見て、コロナ禍にNISA積立投資をはじめました。自分の行動に影響を与えてくれたチャンネルです」とあり、誰がやっても似た結果が出せる再現性の高さに定評があり、大きな影響を受けている人が多いようだ。
僅差で2位だったのは、64票の「中田敦彦のYouTube大学」。こちらもホワイトボードを使ったわかりやすい説明やトーク力の高さなどが支持を集めているようだ。
3位は、同率で「堀江貴文 ホリエモン」と「ひろゆき、hiroyuki」。発言力のある2人が同時ランクインとなった。堀江氏のチャンネルについては「ズバズバ意見を言うし、わかりやすく説明してくれる」「ホリエモン独特の視点があって面白い」「話題のニュースなどすぐにコメントされるので興味深く見れます」との声があり、彼独自の視点や思考に興味を持っている人が多いようだ。ひろゆき氏のチャンネルに関しては、「すべて正解と言うわけではないが物すごく正論を淡々と話すところが好きなのかも」「ひろゆき氏は詭弁にほど近い物言いで、いろいろなことを取り上げていて面白いです。鵜呑みにはできませんが、一つの考え方に異を唱えることは大事だと思います」など、独自の視点に注目が集まっているようだ。
5位は、「メンタリスト DaiGo」。「人の心理に興味があり、経済も人の心理が大きく関わっていると思う」「経済系なのかは不明だが、いくつかの論文に基づいてわかりやすく解説してくれるため見ています」などで、経済を動かしているのは人であり、その心理を知りたいために視聴しているようだ。
出典元:【URUHOME(ウルホーム)】