昨今若者の間を中心に一般的になっている「ショート動画」。現役大学生は、1日にショート動画をどのくらい見ているのでしょうか。また、ショート動画への印象についても気になるところです。そこで今回は、サークルアップが公開した「ショート動画」をテーマにした調査レポートをご紹介します。
約9割が毎日ショート動画を視聴! 1日1時間以上視聴する人も
株式会社RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」では、サークルアップに登録する大学1年~4年の女子大生200人を対象に「ショート動画」をテーマにした調査レポートを発表しました。
まずはじめに「あなたはショート動画を1日にどれくらい見ますか?」と質問すると、「全く見ない」と答えたのはわずか12%で、約9割の人が毎日ショート動画を見ていることがわかりました。そのうち30%は1日1時間以上ショート動画を見ていることも明らかになっています。
ショート動画の視聴は「最も無駄な時間」! 無駄だと思わない動画コンテンツは?
「あなたはショート動画を見ている時間が『無駄な時間である』と思いますか」とたずねると、「とても無駄だと思う」「少し無駄だと思う」の回答を合わせると83%で、大学生の多くが無駄な時間だと感じていることがわかりました。
次に「あなたがスマホを使っている時間の中で、『最も無駄な時間である』と思う時間はなんですか?」とたずねると、XやInstagramなどのSNSと2倍以上の差をつけて、ショート動画を見ている時間が「最も無駄な時間である」と回答しました。
大学生の多くが無駄な時間だと感じている一方、つい視聴してしまうのはショート動画に中毒性があるのかもしれません。
ショート動画の視聴が無駄だと感じる人が多い中で、無駄な時間だと感じない動画コンテンツはあるのでしょうか。そこで、「あなたにとって『無駄な時間である』と思わない動画コンテンツはありますか?」とたずねると、「映画」の回答が103人と最も多くなりました。そのほか、「ニュース」「YouTube動画」「スポーツ観戦」も多い回答を得ています。
若者の間で流行しているショート動画の視聴は、無駄な時間だとわかりつつも、つい見てしまう人が多いようです。短時間で多くの情報を得られることや楽しめることに、魅力を感じる人が多いのではないでしょうか。一方、長尺の映画やニュースなど一見若者離れが不安視されるコンテンツに前向きな意見が出てきていることも本調査で明らかになっています。今後、ショート動画や長尺動画コンテンツへの利用率はどのように変化していくのか気になるところです。
出典元:【サークルアップ】
※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)