放送が終わった民放番組が無料で楽しめる動画配信サービス「TVer」。見逃してしまった番組や地方のローカル番組を見ることができ、重宝している人も多いだろう。TVerを利用している人は、いったいどんな番組を見ているのだろうか。また、特に利用の多い地域はあるのだろうか。今回は、TVerの利用状況や利用動向を数字で振り返る「数字で見るTVer」の調査結果を紹介しよう。
番組検索数ランキングのトップは『水曜日のダウンタウン』
民放公式テレビ配信サービス「TVer」は、2024年1月1日~10月31日における、TVer単体のリアルタイム配信・追っかけ再生およびSPLIVEを合計した全デバイスの動画再生数を調査した。
TVerでの番組検索トップは、TBSテレビ『水曜日のダウンタウン』(381万件)だった。お笑い芸人・ダウンタウンの冠番組であり、2023年8月にはTVer初の1億回再生を突破した。2024年1月に松本氏が活動休止したが、番組の人気は変わらず顕在らしい。2位は、日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』(371万件)となり、1位とは約10万の差だった。2024年10月には、バラエティ番組における再生回数の歴代最高記録を更新。4年ぶりにタレント・手越氏が番組に登場したことも記憶に新しいだろう。そして、3位には、TBSテレビ『ラヴィット!』(277万件)がランクイン。検索数が2位との間に約100万あった。
上位10番組のうち、9番組がバラエティ番組という結果になり、6位にフジテレビ「海のはじまり」(221万件)がドラマで唯一ランクインした。
再生回数、再生時間ともにトップは「宮崎県」
TVerにおける人気番組をみてきたが、どの地域の人がよく利用しているのだろうか。「1人あたりの平均再生数ランキング」によると、「宮崎県(128回)」がトップに。平均すると1カ月あたり12.8回利用していることになる。次いで「福井県(116回)」「鳥取県(111回)」となった。宮崎県、福井県は民放がクロスネット局のため、自宅のテレビで視聴できない民放番組をTVerで楽しんでいるのだろう。再生回数が最も少なかった都道府県は、「茨城県(82回)」で、トップの宮崎県と40回以上も差がある結果となった。
「1人あたりの平均再生時間」については、トップが「宮崎県(55.1時間)」に。再生数、再生時間ともに1位となった。2位は「福井県(48.3時間)」、3位には「沖縄県(47.2時間)」がランクインした。沖縄県は、平均再生数ランキングでは5位だったが、再生時間では3位に浮上。長時間の番組などを好んで視聴する人が多いのかもしれない。
TVerをパソコンで見ている人も多いだろう。そんな人にはショートカットキーを覚えておくことをおすすめする。フルスクリーン表示や音量調整、ミュートなど、毎回マウスを使ってクリックしなくていいので、快適にTVerを視聴できるはず。ぜひ参考にしてみてほしい。
出典元:【株式会社TVer】
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