iPhoneで撮影した動画は「MOV」というAppleの独自形式である。iPhoneやMacでは問題ないが、AndroidスマホやWindowsパソコンなどでは再生できないこともある。そんなときは、MOV動画を汎用性の高いMP4動画に変換してみよう。そこで今回は、誰でも簡単に動画を変換できる便利なWindowsのフリーソフトを使って変換する方法を紹介する。
MOV動画はフリーソフトで簡単にMP4に変換できる
iPhoneで撮影した動画がAndroidスマホでは再生できなかったことはないだろうか? 実はiPhoneで撮影した動画は「MOV」という形式になっている。これはApple独自の動画形式で、MacやiPhoneの標準動画フォーマット「QuickTimeムービー」のことなのだ。したがって「QuickTime」に対応していないWindowsパソコンやAndroidスマホなどでは、基本的にMOV動画を再生できないのである。
もちろん、WindowsパソコンやAndroidスマホでも対応ソフトをインストールすればMOV動画も再生できるが、やはり汎用性の高い「MP4」形式に変換しておいたほうが何かと便利だろう。そこで今回は、Windowsパソコンのフリーソフト「iWisoft Free Video Converter」で、MOV動画をMP4に変換する方法を紹介する。
「iWisoft Free Video Converter」を日本語化する
「iWisoft Free Video Converter」はcodecs.comから入手できるので、パソコンにインストールしよう。ただし、「iWisoft Free Video Converter」は英語表記なので、日本語化するために「Seventh★Heaven」から日本語化パッチを入手する。入手したZIPファイルを解凍して「iWisoft Free Video Converter Version 1.2 Build 091127用日本語化パッチ」と「SKin」の2つを、Cドライブ→ProgramFiles→「iWisoft Free Video Converter」フォルダにドラッグ&ドロップすればよい。これで「iWisoft Free Video Converter」が日本語化され、かなり使いやすくなるだろう。
「iWisoft Free Video Converter」を日本語化したら、さっそくMOV動画をMP4化してみよう。まず、画面左上に「追加」をクリックし、MOV動画を選択して「開く」を押す。これで動画を登録できる。次に変換する動画を選択して、Profileの「▲」をクリック。「MP4」を選択しよう。今回は「HD video」の「HD MPEG-4video(*.mp4)」を選択した。あとは「STRAT」ボタンを押すだけでMOV動画をMP4化できる。
また、「Settings」ではコーデック、画面サイズ、フレームレートなども細かく変更することが可能だ。ちなみに、デフォルトの保存先(Output)は、Cドライブ→ドキュメント→「iWisoft Free Video Converter」フォルダである。
ビデオの編集やテロップの挿入なども可能!
いかがだろうか?「iWisoft Free Video Converter」を日本語化すれば、誰でも簡単にiPhoneのMOV動画をMP4化することができるのがお分かりいただけだろう。ちなみに、「iWisoft Free Video Converter」では簡単な編集もできるようになっている。画面上部の「編集」を押して編集画面を開いたら、IN点とOUT点のスライダーを移動して必要な部分を指定しよう。ほかにも、「Effect」で動画を加工したり「Text」でテロップを入れることも可能である。是非お試しあれ!
●codecs.com「iWisoft Free Video Converter」(入手先)は→こちら
●Seventh★Heaven(iWisoft Free Video Converter日本語化パッチ)は→こちら