YouTubeの低評価ポチ数非表示、集団で低評価を付けるという嫌がらせ減少に期待!

動画投稿サイト「YouTube」で、視聴者に低評価数を見えなくするテストが行われているとYouTubeが公式Twitterアカウントで明かした。現状のインターフェースが新しくなり、低評価ボタンを押すことは可能だが視聴者は総数を確認できなくなる。なお、動画投稿者は低評価数を見ることができるという。
芸能人YouTuberが増えてきた現在、炎上被害により動画内容とは関係なく低評価数が増加する傾向にあった。クリエイターにとっては社会の流れに左右されることなく、YouTubeを快適に利用できるように変化していくのではないか。

クリエイターのフィードバックからテスト開始

(Image:Ink Drop / Shutterstock.com)

低評価が多くなることによりYouTubeでおすすめ表示がされなくなることも

 評価ボタンは本人の意思をストレート表現できるツールである。良し悪しは個人の好みに委ねられるが、一部では配信者に嫌悪感を抱いた人が悪用し、集団で低評価を付けるという嫌がらせも横行しているという。
YouTuberだけでなく、動画クリエイターは膨大な時間を使い労力を費やして動画作成・編集を行っている。しかし、自身の言動により動画内容とは裏腹に低評価を付けられ、思いがけずに不評の動画となってしまうのは残念だ。中には「みんな低評価押しているから、自分も教えておこう」と便乗するユーザーもいるだろう。だからこそクリエイターにとって低評価の数の非表示機能は、炎上による低評価の解決策になりそうだ。

(Image:twitter.com/YouTube)

異例の低評価は投稿者の不利益に

 とくに芸能人の場合はそうした評価が顕著に表れるだろう。個人の好感度と比例して高評価や低評価も増加する傾向にもある。お笑い芸人の宮迫博之氏はYouTubeチャンネルを新設した際にアップした「謝罪動画」の低評価が積み重なり、ほぼ炎上状態となっていた。そうした低評価のスパイラルはどの投稿者にとっても他人事ではなく、ほとぼりが冷めたあとも低評価が多数を占めるとなればYouTubeへの投稿に支障が出ることにもなりかねない。

 非表示といえば、2019年から2020年ごろにはインスタグラムで「いいね!」数が見られなくなったことに注目が集まっていた。インスタグラムでは、いいね!数に固執するユーザーが増えたためいいね!数を非表示にするように仕様を変更したのである。YouTubeの低評価ボタンのように、非表示になった影響により思わずいいね!ボタンを押してしまう行為が少なくなったと推測される。
純粋にSNSや動画での投稿を楽しむには、ユーザーからの評価に期待せず、依存しないのが重要である。YouTubeの低評価非表示仕様は現在テスト段階だが、今後どのように進展するのか関心が高まりつつあるのではないか。

参照元:YouTube、低評価数を非表示にするテストを開始【Engadget 日本版

※サムネイル画像(Image:twitter.com/YouTube

オトナライフ編集部
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