「Mp3tag」でメディアファイルのタグを編集する方法をご存知だろうか。「Mp3tag」を使えばかんたんにタグの編集を行うことができる。本記事では、「Mp3tag」の使い方を紹介するのでタグの編集でお困りの方はぜひ本記事を参考にしてほしい。
「Mp3tag」のダウンロード
「Mp3tag」はmp3ファイルをはじめとした様々なメディアファイルのタグを編集することができる便利なツールだ。「Mp3tag」を使うことで、面倒なメディアファイルのタグ編集やファイル名のリネームまで一括で行うことができる。また、音楽アルバムのメディアファイルではアルバムごとにまとめてタグの編集を行いたい場合も多い。「Mp3tag」を使うことで、選択したメディアファイルのタグをまとめて編集することや、タグ情報を使ったファイル名のリネームなどを行うことができる。
「Mp3tag」はフリーのタグ編集ソフトのため無料でダウンロードしてインストールすることで誰でも利用できる。本項目では、「Mp3tag」のダウンロード・インストール方法について解説する。
・ダウンロード/インストール
「Mp3tag」のダウンロード・インストール方法を紹介する。「Mp3tag」はフリーのタグ編集ソフトのため、「Mp3tag」の公式サイトから無料でダウンロードしてインストールすることが可能だ。
・設定ファイルの取得
「Mp3tag」はデフォルトで日本語の利用が可能だが、「Mp3tag」の日本語の一部には不完全、不自然な部分がある。これらを完全に自然な日本語にしたい場合には、「Mp3tag」の設定ファイルである日本語化パッチを利用すればよい。「Mp3tag」の日本語化パッチは日本語化工房のサイトで配布されているので、必要な方は利用してほしい。
「Mp3tag」の使い方【タグ情報を取得する】
「Mp3tag」をインストールしたらまずはファイルに記録されている既存のタグ情報の取得を行ってみよう。「Mp3tag」はタグ情報の編集だけでなくタグ情報の取得もかんたんに行える。
下記では、「Mp3tag」の使い方としてファイルのタグ情報を取得して、取得したタグ情報を「Mp3tag」上で一覧表示する方法を紹介する。
なお、「Mp3tag」で取得できるタグは「タイトル」や「アーティスト名」、「アルバム名」、「リリース年」、「トラック番号」、「ジャンル」、「コメント」、「アルバムアーティスト」、「作曲家」、「ディスクナンバー」、「アルバム」、「アルバムアート」だ。ただし、これらのタグについては「Mp3tag」がメインターゲットとしているmp3ファイルで設定されるタグのため、これらのタグをそもそも埋め込めないファイルや動画ファイルを「Mp3tag」で読み込んだ場合、一部タグは取得できなかったり編集できなかったりする場合がある。
「Mp3tag」の使い方【タグを編集する】
「Mp3tag」の使い方としてタグ情報を取得する方法を紹介した。本項目からは、実際に「Mp3tag」で読み込んだファイルのタグ情報を編集する使い方について見ていこう。なお、「Mp3tag」でファイルのタグ情報を編集した場合、編集前のタグ情報は上書きされてしまうので、心配な方はファイルのコピーをとってから「Mp3tag」でファイルのタグ情報の編集を行おう。
コピーをとっておくことで、「Mp3tag」で誤ったタグ情報の編集を行ってしまっても元のファイルからタグ情報を取得することができる。
【手順①】タグ編集を行いたいファイルを選択する
「Mp3tag」でタグ情報を編集するには、タグ情報を取得するときと同様の方法でドラッグアンドドロップやメニューバーからファイルを読み込んだあとに、「Mp3tag」でタグ情報を編集したいファイルを選択する。
【手順②】タグパネル上から編集を行う
「Mp3tag」でタグ情報を編集したいファイルを選択したら、実際にタグ情報の編集を行っていこう。タグ情報の編集には前の項目で少し触れた、タグパネルを利用する。タグパネルには、選択したファイルのタグ情報が一覧で表示されるほか、タグパネル上の値をそのまま編集することで、タグ情報を編集することができる。
「Mp3tag」の使い方【タグ情報を元にリネームする】
「Mp3tag」は、ファイル名をタグ情報を元にしてリネームすると言った使い方ができる。つまり、この使い方を行うことでファイル名が文字化けしたり、連番数字のみだったりしたファイルでも、ファイル名をタグ情報から取得したトラック番号とタイトルへリネームしてわかりやすいファイル名へリネームすることができるのだ。
「Mp3tag」ではファイルをまとめてリネームすることもできるので、アルバム単位など複数の曲のファイルのリネームを面倒に思っている方にオススメだ。
なお、「Mp3tag」でファイルをリネームする場合そのファイルを別のソフトで再生中などに操作を行うと、リネームに失敗してしまうので「Mp3tag」でタグの編集やリネームを行うときにはそのファイルを別のソフトで利用しないようにしよう。
【手順①】リネームしたいファイルを選択する
「Mp3tag」でファイルをリネームするには、まずはリネームしたいファイルを「Mp3tag」で読み込み、読み込んだファイルの中からリネームしたいファイルを選択する。もちろん、リネームは複数ファイルまとめて行うことができるのでリネームしたいファイルをまとめてすべて選択しよう。
なお、「Mp3tag」の使い方に慣れていない方はファイルのコピーをとってからリネームを行うことをオススメする。「Mp3tag」のリネーム機能は非常に便利だが、使い方を間違えてしまうとファイル名が非常にわかりにくくなってしまう場合もある。そのため、万が一のバックアップをとっておくのがオススメだ。
【手順②】メニューバー上の「変換」から「タグ」を選択する
「Mp3tag」でリネームしたいファイルを選択したら、メニューバー上からリネーム操作を行う。「Mp3tag」のメニューバーとは、「Mp3tag」を起動後ウィンドウ上部に表示されている「ファイル」や「編集」といったメニューが並んでいる部分のことだ。
「Mp3tag」でのファイルリネームにはメニューバーにある「変換」メニューを利用する。リネームしたいファイルを選択した状態でメニューバーの変換メニューからリネーム操作を行おう。
【手順③】「文字列規則」欄にリネーム後のファイル名を変数で指定する
メニューバーからリネーム操作を行ったら、どのようにファイル名をリネームするのかを選択する画面が表示される。この画面では文字列規則を変数の形で入力する。
※サムネイル画像(Image:mp3tag.de)