定額制動画サービスの配信視聴者数ランキングで、順位に大きな変動が起きているようだ。社会現象にまでなった大人気作品「鬼滅の刃」や、“ポスト鬼滅”としてすでに話題沸騰中の「呪術廻戦」の順位は?「名探偵コナン」「ワンピース」といった長く続く名作は?そして注目度がうなぎのぼりの“あの作品”はいったい何位になったのか。今回は、転換期を迎えたアニメ作品の人気ぶりについてお伝えしていきたい。
定額制動画サービス視聴者数の週間ランキングが発表
GEM Partnersが運営する「GEMランキングクラブ」は6月14日、「定額制動画配信視聴者数 週間ランキング2021年6月14日」を発表。2021年6月5日~6月11日に全国に住む男女15~69歳が視聴した、定額制動画配信タイトルについてのランキングを明らかにした。
その内容によれば、3位となったのは53.4 Ptで鬼滅の刃だ。前週の4位からひとつランクを上げた格好だ。2位には「僕のヒーローアカデミア」が53.6 Ptで入り、前週5位から一気にジャンプアップを果たした。一方で前週1位の呪術廻戦は4位(50.7 Pt)に転落している。今後一気に3ランクダウンした前回王者の巻き返しなるかどうかも、次のランキング発表の際の楽しみとなりそうだ。
また、そうした比較的新しい作品がランキング上位を占める中、名探偵コナン・ワンピースといった90年代から続く長寿作品もそれぞれ6位、7位にランクインし、根強い人気ぶりを示していた。
そして2~4位に並ぶ人気のジャンプ作品を蹴散らし1位を獲得したのは、少年マガジンの「東京リベンジャーズ」だった。ランキングの得点も83.9 Ptと、2位・僕のヒーローアカデミアの53.6 Ptに大差をつける圧勝ぶり。この順位はしばらく揺るがない可能性も考えられそうだ。
東京リベンジャーズは4月にアニメがスタートすると、着実に順位を上げていきすぐに上位常連に。そして今回調査でついに念願の1位の座に輝いた。同作品は男女別ランキングでも男女ともに1位を獲得し、年代別に見ても「15~19歳」「20~29歳」「40~49歳」での3世代で1位となっている。老若男女問わず幅広い支持を集めている様子が伝わってくる結果となった。
7月には人気若手俳優・北村匠海主演の実写映画の公開も予定されている東京リベンジャーズ。注目度はさらに高まっていくことは間違いない。次回のランキングでは東京リベンジャーズが2連覇を達成するのか。あるいは呪術廻戦や鬼滅が首位奪還を果たし、返り咲くことができるのか。アニメ作品の人気の推移からさらに目が離せなくなってきた。
出典元:定額制動画配信視聴者数 週間ランキング2021年6月14日【GEMランキングクラブ】
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